2018年1月12日[カテゴリ:コラム]
今年の西宮市消防出初式は、
1月7日(日)9時30分より、
阪神南広域防災拠点において行われました。
近年は、消防団員として分列行進に参加しているのですが、
今年は、来賓として出席致しました。
西宮市では、近年人口が増え、
特に若い世代が増えたにもかかわらず、
時代の移り変わりとともに、
住民の生活スタイルや価値観が多様化したせいか、
消防団員のなり手が不足していることから
人材確保策が大きな課題となっています。
一方、西宮市では、
火災による死亡事故が2年連続(平成28年、29年)で0件だったそうです。
消防団の役割が、
災害対策に重きが置かれる傾向があるのですが、
高齢化や設備の老朽化による火災の増加も懸念されることから、
消化体制や火災予防運動のあり方についても、
常に検証し改善していく必要があります。
そのような思いを込めて、
以下の祝辞を述べました。
■祝辞
皆様、明けましておめでとうございます。
市議会議長を務めております田中正剛でございます。
平成30年の輝かしい新春を迎え、
永い歴史と伝統を誇る西宮市消防出初式が、
挙行されるに当たり、市議会を代表致しまして一言お祝い申し上げます。
消防団員、職員、消防関係諸団体の皆様方は、
常日頃、火災を始め、様々な災害から西宮市民の生命・身体・財産を守るために、
日夜、献身的に努力されていることに対し、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
そして、先ほど、表彰を受けられました団員並びにご家族の皆様の
長年にわたるご功績に対し、心から敬意を表し、お祝い申し上げます。
私自身も消防団員として活動しておりますが、
建物設備の老朽化や高齢化の進展を鑑みますと、
火災に対する備えは、決して怠ってはいけないと、
ますます重要性を増していると、強く感じております。
また、市議会と致しましても、
現場での課題をしっかりと把握し、
消防力や防災力の強化に向けて、
取り組んで参りたいと思いますので、
本年も一層のご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
結びとなりますが、
関係各位の変らぬ、ご支援、ご鞭撻を切にお願い致しますとともに、
ご列席の皆様並びにご家族の今年一年のご健康、ご多幸をお祈り申し上げ、
甚だ簡単ではございますが、お祝いの言葉と致します。