参議院選挙及び兵庫県知事選挙

2013年7月23日[カテゴリ:コラム, 選挙

参議院選挙及び兵庫県知事選挙が終わりました。

知事選挙は、 某タレントさんが立候補を検討していたようですが、 結局、現職対共産党という構図の選挙となりました。

派手なパフォーマンスはありませんが、 井戸さんは信任が厚いです。

参議院議員選挙では 野党がバラバラで争点がぼやけ、与党もねじれ解消に力点を置いた訴えがマスコミに取り上げられ、 民主党のおかげで信用を失った「マニフェスト」という言葉もほとんど聞くこともなく、 選択肢は多かったはずなのに、 逆に選択しにくい選挙であったと思っておりました。

その一方で、ネット選挙が初めて解禁されたこともあり、有権者がどのような投票行動を起こすのか注目しておりました。

結果は、全国の投票率が3年前の前回の参議院議員選挙よりも5.31%も下がった一方で、西宮市では、約7000人も投票者数が増えて、投票率も1.35%増えました。すばらしいことです。

各政党の3年前の得票の状況と比較してみると、民主党が減らした得票数は、選挙区で約5万票、比例区で約4万2千票でした。これは、民主党に対する怒りと、前回に改革を期待した人たちの指示を失った結果だと思います。ちなみに、前回は、民主党は選挙区の候補者を2名擁立していました。 結果的には無謀でしたが、当時は兵庫県の2議席とも取れると思わせるほどの勢いでした。

そして、与党の今回の得票数は、選挙区で約2万票を増やし 比例区では自民党と公明党で約2万5千票しか増えていません。

また、みんなの党は、選挙区で約2万2千票、比例区で約1万5千票も支持を失いました。
一方で、日本維新の会は選挙区で約6万票、比例区で4万7千票を増やしました。 前回は選挙区は候補者がいなかったため純増、 比例区は、立ち上がれ日本と日本創新党の得票数と比較しています。

分析というと乱暴すぎるかもしれませんが、民主党とみんなの党が失った支持者の8割近くが日本維新の会を支持したと読み取ることができます。改革を期待する有権者、改革をあきらめていない有権者が西宮にはかなり多くいらっしゃることが読み取れます。

私は、一国民として、これまでずっと自民党を支持してきましたが、ねじれが解消した現在、自民党にはおごることなく 国民の改革への期待も汲み取って、 国家国民のための政治を進めてもらうことを切に期待しています。

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