アサヒビール工場跡地問題①

2014年8月5日[カテゴリ:都市計画

■田中正剛 市議会報告チラシ第39号の記事と現状の情報とのかい離について
現在、
市議会報告第39号を配布しているのですが、
その1面に、先の市長選挙でも争点となったアサヒビール工場跡地の問題について掲載しています。

このコラムを見て、まだ、第39号をご覧になっていない方は、ご希望がございましたらお届けしますので、nishinomiya@masatake.jpまで、お届け先をご連絡ください。
6月定例議会終了後の市議会での議論の動向について、新聞等でご存知の方も多数いらっしゃると思います。
そのような中で、
6月末現在の情報をもとに記したチラシを現在も配布せざるを得ない状況にあります。
チラシの弱点で、現在進行中の課題については特に、遅れた情報となってしまいます。
記事の内容は、チラシの発行サイクルの都合上6月末の状況を待つのが限界でした。
かといって、
この課題に振れないわけにもいかず。。。

よって、
せっかく第39号をご覧いただいた方に誤解があってはいけないと思いましてこのコラムにて、お知らせすることとしました。
せめて、
(平成26年6月30日現在)
と記載するべきでした。
6月議会において新市長の所信表明があり、当該案件について議会で質問を通じて議論されました。
代表質問に対する市長の答弁では、工場跡地計画の白紙を表明したものの、そこに計画されていた公共施設の建て替えに関する代替案やアサヒビール(株)とアーク不動産(株)と市の三者で結ばれた基本協定に対する具体的な代替案は示されませんでした。

議会には、予算を執行する権限も市に執行させる方法もありません。
市の予算を使う権限は市長にしかなく、裏を返すと市長には予算を使わない権限もあるわけです。

6月末の時点では、基本協定を白紙にすることによる影響を詳細に議論することなくその権限だけが行使され、7月31日の基本協定の期限切れをもって、自然消滅になるような状況でした。

その後、印刷行程を挟んで、7月中旬にチラシが納品され、7月18日に行った市政報告会から配布を開始しました。
一方、議会では、7月5日に特別委員会が設置されることが決まり、集中的に議論が進められ、チラシの掲載内容と現在の情報にかい離が生じることとなりました。

長くなりますので、
詳しくは、アサヒビール工場跡地問題②に続けます。

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