保育所民間移管計画の実現性①
(↑クリックしてご覧ください。)
の続きです。
平成24年6月議会一般質問の質問1では、
職員の採用計画に、保育所民間移管計画が反映されていないことを明らかにしました。
大問題です。
場当たり的なお役所仕事の典型であると思います。
次に、
待機児童解消計画では平成25年度には解消できるとなっています。
内容はこちらになります。
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そこで、
西宮市立民間移管計画の策定から5年が経過した時点での、
民間移管実施時期の見込みを問いました。
========ここからが、本会議場での議論の概要========
平成24年6月議会一般質問
2.市民に信頼される公正で効率的な行政運営について
ア)民間活力の導入と職員の採用計画
(公立保育所の民間移管の実施時期)
■質問の背景・田中の見解(再掲)
待機児童の状況は、
待機児童解消計画が着実に進められ、
今年度は4月時点で81名に減少し、
来年度には解消する計画となっています。
ですので、今年度は、
現在は取り組まれていない民間移管計画に再度着手する必要があると考えます。
民営化の方針決定や実施が遅くなれば、それだけロスも増えます。
■質問2
待機児童解消計画では平成25年度には解消できるとなっておりますが、現在示されている3園の保育所の民間移管の着手の時期を改めてお尋ね致します。
■質問2に対する市の回答
民間移管に着手する時期についてでございますが、
平成21年3月に策定した民間移管計画では、
朝日愛児館、今津文協保育所、鳴尾北保育所の3園を民間移管の対象として、
当面の課題である待機児童対策を最優先とすることから、
近傍市有地に民間保育所を先行整備し、
将来的に地域の待機児童数の縮減や定員の弾力化率を低減することが可能となる時期に
公立保育所を廃園するという手法で臨むこととしております。
民間移管の対象とした3園のうち朝日愛児館については、
本年4月に移管先となる民間保育所を開所しましたので、
今後は、廃園の時期を検討してまいります。
また、
残る2園については、平成25年度から民間保育所の整備に着手してまいります。
これまでもこの3園が民間移管の対象となっていることについては、
入所申し込みのあった保護者に対して周知を図ってきたところですが、
今後、さらに丁寧な説明を行っていく必要があると考えております。
■田中まさたけの意見・要望
御答弁でも、まだまだ不明確と言いますか、
本当にできるのかなといった内容も含まれています。
(現行の民間移管計画の実現性)
まず、今計画されている3園の民間移管の実現性ですが、
今の先行整備の方式でいきますと、
既に先行整備が完了した朝日愛児館、
今年度はまだ待機児童が出ています。
つまり、近年に民間移管をしようと思えば、
もう1園整備が必要なのではないかと考えます。
廃止の時期を検討するとお答えいただきましたけれども、
その辺もしっかりと検討していただきたいと思います。
残りの今津文協、それと鳴尾北保育所につきましては、
25年度から先行整備に着手とのお答えをいただきました。
これも、仮に近隣に市有地があって整備できたとしても、
現在の朝日愛児館と同様のことは容易に想像できます。
つまり、
先行整備方式の民間移管の計画は、
市の現状を鑑みると、なかなか進まないと私は感じております。
========ここまでが、本会議場での議論の概要=========
指摘されるまで放置。。。
計画策定から5年、
西宮市の対応の遅さが露呈した回答と言えます。
保育所の民間移管のみならず、
西宮市政の運営の至るところに、
こうした状況が見受けられるように思います。
今後、全ての市政運営について、検証して頂かなければなりません。
③に続きます。