2012年11月15日[カテゴリ:公共施設マネジメント, 子育て・教育, 質問]
今回は、前回コラム「児童館機能の拡充に関する提言」の続きの議論となります。
平成24年9月議会一般質問においては、既存施設を活用した児童館機能の拡充を求めると同時に、既存の「児童館」の老朽化対策等の方向性について、市の見解を問いました。
=========ここからが本会議場での議論の概要=========
平成24年9月議会一般質問
1.子供の居場所づくりについて
イ)児童館の方向性
■質問(田中まさたけ)
児童館の老朽化対策や耐震化の必要性も迫っている中で、拡充を達成するためには財源が必要であり、アセットマネジメントの取り組みが進められる中、現在、児童館も一定整理統合されることが予想されますが、市の見解をお尋ね致します。
■質問に対する市の回答
児童館・児童センターの老朽化や耐震化への対応については、市のアセットマネジメントの方向性に留意しながら検討していくべき課題であると認識しております。
現在、児童館が果たすべき役割やその運営主体について、西宮市社会福祉審議会児童福祉専門分科会において審議しておりますので、審議の結果も踏まえた上で、整理統合も含め、今後の児童館のあり方について総合的に検討してまいりたいと考えております。
■意見・要望(田中まさたけ)
今回も、ハコモノに関するアセットマネジメントについても触れました。
児童館の整理統合であったり、また、育成センターの建てかえについても触れました。
現在、公共施設マネジメントの取り組みが進められておりまして、今後、具体的な統廃合の計画の策定に入っていくとの方向性も示されております。
そういった全庁的な方向性の中で、各施設を所管する部署のほうで、政策局の方針を待つという姿勢ではなくて、今後の各施設の方向性はきっちりと検討しておいて頂きたい、要望します。
=======ここまでが、本会議場での議論の概要=========
今後、建築物の老朽化対策や建替えに多額の費用を要することが見込まれます。
建築物を効率よく、有効に活用しなければ、老朽化して危険な児童館を子供たちが利用しなければならなくなります。
選択と集中の考え方で、児童館のみならず、全ての公共建築物について、将来を見据えた利活用の方向性を検討する必要があります。