西宮市の新型コロナウイルス感染症の状況は、今週1月31日(日)~2月6日(土)の1週間は64名(そのうち市外在住の方は7名)の方の感染が確認され、先週1月24日(日)~1月30日(土)の1週間が99名(そのうち市外在住の方は8名)でしたので減少傾向です。新年会シーズンに発出された緊急事態宣言の効果が現れていると感じます。
しかし、今週も市内の医療機関でクラスターが発生してしまい、70歳代以上の感染が確認された人数は先週33名から今週19名と減少したものの、西宮市発表分の全体に占める割合は30%となっており、高齢者の方の割合は高止まりしています。
また、兵庫県ホームページによると、2月5日(金)現在で、県内の確保している感染症病床の使用率は62.1%で重症患者が55名いらっしゃるそうです。
引き続き、感染拡大防止と経済について、状況に応じた迅速な対策が必要です。
先月1月12日と先日2月4日には、所属するライオンズクラブで実施した献血会に参加しました。
閉会中の民生常任委員会
さて、
西宮市議会では、本会議の閉会中も毎月1回以上常任委員会を開催し、市の政策の確認を行うことが決められています。
先月は1月18日(月)に開催し、
・勤労者・障害者教養文化体育施設(サン・アビリティーズにしのみや)のスポーツ施設への移管について
・「西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場等再整備事業について」(委員会休憩中に勉強会を開催して報告を聴取)
・「西宮市性の多様性に関する取組の方針(素案)」のパブリックコメントの実施結果について
・プラスチックごみ削減の推進について
・「西宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の改正・指定袋制度の導⼊及び分別区分の見直し(素案)」に対するパブリックコメントの結果について
↑クリックすると昨年10月のコラムが開きます。
以上、5件について市より報告を受け、委員からの意見聴取が行われました。
先日2月4日(木)に開催した民生常任委員会では、
・(公財)西宮市大谷記念美術館の運営改善について
・ごみ処理広域化について(←クリックすると以前の議論を確認して頂けます。)
・西宮市一般廃棄物処理施設整備計画の進捗について
以上、3件について市より報告を受け、委員からの意見聴取が行われました。
私は現在、民生常任委員会を担当し、委員長を務めています。正副委員長は、常任委員会の開催前に担当部局との「所管事務懇談会」を開催し、委員会当日に配布される資料のチェックや説明時間の確認、報告される内容等について意見交換をします。1月18日分は1月7日に、2月4日分は1月25日に開催しておりました。
さらに、委員会前日には、議会事務局と委員会の運営について打ち合わせをしています。
施策研究テーマ「特殊詐欺対策について」
また、西宮市議会では、1年ごとに常任委員会のメンバーが変わることになっています。そこで、その1年間のテーマとして市の重点課題を選定し、集中的に現状調査をし、市に対して政策提言をすることになっています。「施策研究テーマ」と呼んでいます。
今年度の民生常任委員会の施策研究テーマは「新型コロナウイルス感染症対応としての産業振興」と「防犯対策(特殊詐欺対策)」の2つを選定しています。
産業振興については、昨年10月に市に対して政策提言をしました。
もう一つのテーマである特殊詐欺対策については現在調査を進めています。その調査の一環として、先日2月4日(木)の常任委員会開催前に約1時間程度の勉強会を開催し、NTT西日本さんが先々月の12月より提供を始めた取組みであるAI技術を活用した「特殊詐欺対策サービス」について、オンラインでNTT西日本の担当の方から説明を伺い、民生常任委員会のメンバーからの質疑応答に対応して頂きました。
私の感想としては、始まったばかりの取組みで、実効性については検証の必要性はありそうですが、県内での特殊詐欺の被害状況を勘案すると、警察との連携が図れるようであれば、是非とも積極的に関わるべき取り組みであるとと感じました。来週に、西宮警察署及び甲子園警察署のご担当の方にご出席いただき、勉強会を開催する予定ですので、今後の報歳について模索したいと思います。
そして今後、常任委員会においてこの取り組みについて各委員と議論を深め、市に対する提言の材料にしたいと考えています。
その他、合意に至らなかったごみ処理広域化を始め、市からの報告については、次回以降のコラムに掲載したいと思います。