| 学校園及び市営住宅を除いた公共施設の中長期修繕計画について |
| 田中の考え |
施設の安全性と快適性の確保の観点から公共施設のアセットマネジメントを推進するためには、現在ある中長期修繕計画(学校園と市営住宅を除いた建築面積500㎡以上の施設が対象となっている計画)を着実に実行することが必要と考えます。
現在は、内容を公表せずに内部資料としか扱われていませんが、せめて公表できるぐらいの精度と財源の裏づけが必要ではないかと考えます。
施設を保有する限りはこの計画に基づいて上げられた事業はほぼ義務的に優先して予算化されるような信頼性の高い計画であるべきです。 |
| 質問 |
中長期修繕計画のこれまでの達成率及び公表に向けた計画の見直しの必要性についてお考えをお聞かせください。 |
| 回答 |
本市が保有する公共施設の総床面積は約150万平方メートルに達し、その施設の多くは昭和40年代から50年代に建設され建築後30年以上の施設が約42%を占めています。
このような膨大な公共施設の維持保全や大規模改修コストの増大は市財政にとって将来大きな負担となるおそれがあります。
そこで、効率的な維持保全を図るために公営住宅及び学校園を除く施設のうち、おおむね500平方メートル以上の117施設に関して建物の寿命、安全性、執務環境に大きく影響するといわれている屋上防水、外壁改修、空調設備、衛生設備、受変電設備の5項目の劣化状況を調査し、中長期修繕計画の策定を行っています。
また、平成18年度からは建築基準法第12条に基づく公共施設の点検を実施し、施設の実態把握に努め、施設の増改築や設備の更新、増設、撤去等が行われたデータの一元管理を行い、日常の維持修繕に有効に活用できるよう運用を図っております。
このように、施設の点検を適正に実施しそれらのデータを有効利用し、事後保全から予防保全への転換を図ることにより市民の皆様が安全で安心して利用できる施設を提供しております。
中長期修繕計画の進捗状況でございますが、平成16年度から平成20年度末現在までに32施設に対し33項目で工事費ベースでは約2億5,000万円の工事実績があり、これは当初の計画と比べ約10%の達成率となっております。
このように、現在までの中長期修繕工事の実績はこれまで本市の財政状況について厳しい状況が続いたこともあって策定当初の計画内容とは大きく乖離しています。
今後は、さらに現場調査を実施した上で修繕周期等を再点検し、点検結果や耐震改修の実施時期等も十分考慮して計画精度をさらに高めるとともに、その計画の公表も含め検討を進めていきたいと考えています。 |
| 結論・要望 |
市も、膨大な公共施設の維持保全・改修コストの増大は将来の財政に大きな負担となるおそれがあることを認めています。
現在の幹部は今がよければそれでいいのかもしれませんが私たちの世代はそうはいきません。
達成率が10%の計画など、計画とは呼べません。
施設の安全性にも関わることですから、問題を先送りすることなく必要経費として予算計上され計画が遂行されるべきです。
今回の回答では中長期修繕計画の見直しと公表を検討するとのことでしたが、安全性のみならず、施設の長寿命化、維持の効率化の観点からも中長期修繕計画の見直し及び計画通りの事業推進が図られるよう改めて要望しました。 |