| 道路行政のあり方(長年未整備になっている都市計画道路の安全対策) |
| 田中の考え |
都市計画道路の整備については、まだまだ未着手のままの路線が残されます。歩行者の交通安全や建築制限の関係上、今後も長年整備の目処が立たない箇所については、別途の対策を検討する必要があると思われます。
例えば、山手線の整備において、鉄道(阪急甲陽線)の地下化を前提とした県道との立体交差事業は、その費用対効果や環境への影響、歴史的な景観の保全の観点からも、市道の整備計画を抜本的に見直す時期に来ていると考えられます。そして、今年度から、大池南側の市道813号線道路の新甲陽交差点から南西方向の約200メートルの区間において、暫定的な安全対策に取り組んでいます。また、市道西814号線の夙川学院前についても、車の通行が多い時間帯に多くの学生が通学し、幼稚園児の保護者も送迎のために自転車に園児を乗せて走ったり、ベビーカーを押しながら園児の手を引く姿も見受けられることから、一定の安全対策が必要であると思われます。 |
| 質問 |
長年未整備となっている箇所の安全対策について、考えをお聞かせください。 |
| 回答 |
本市の都市計画道路については、平成17年度に見直しの手続きを進め、必要性について検証を行い、計画延長201.4kmを整備していくこととしています。平成20年3月末時点の都市計画道路の整備進捗率は75%となっており、第4次総合計画の目標年次である平成30年度には、進捗率が79%になるものと予測していますが、残る区間の整備には、なお相当の期間と事業費が必要となっています。
このため、事業化の時期が未定の都市計画道路の安全対策については、今後予定している山手線の暫定整備と同様に、地元要望や歩行者及び自動車の交通状況、周辺の土地利用状況等を考慮しながら、市の財政状況も勘案した上で、可能な安全対策を鋭意実施したいと考えています。
なお、夙川学院高校前の市道西814号線の安全対策については、今後公安委員会や沿道の関係者と協議しながら、区画線の引きなおしによる歩行者空間の拡幅などの対策が可能かどうか検討したいと考えています。 |
| 結論・要望 |
都市計画道路自体の見直しについては、平成17年度に見直されての現状であるため、しばらく行われない様子です。よって、長年未整備となる区間の安全対策は、地元要望や状況によって暫定的に進められることが明らかになりました。
狭隘道路の拡幅なども含めると、道路整備についてはまだまだ課題が残されています。高度経済成長の時代の発想、車社会の発想から脱却し、拡大から質の向上へ政策を徐々に転換していく必要があると思います。成熟社会における道路行政のあり方を、整備手法の見直しなども含めて、今後も機会を作って議論を深める必要を感じました。 |