議案の審査ー令和2年3月定例会健康福祉常任委員会

2020年3月11日[カテゴリ:コラム, 危機管理

新型コロナウイルス対策に意識が行きがちですが、今日で東日本大震災から9年になります。

昨年秋、南三陸町にお邪魔し、高校生の時に被災され、今は語り部をされている方から当時のお話を聞くことができました。自然に対する人間の無力さを感じるとともに、できる支援を続けていかないといけないと、改めて思った次第です。
犠牲となられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

そして、西宮市議会は現在、3月定例議会中であり、新年度予算案他、重要な議案が多数提案されています。

昨日は、議案を詳細に審査をするため、健康福祉常任委員会が開催されました。

私が質疑をした案件は、以下の5つです。
■議案
①西宮市障害を理由とする差別の解消及び誰もが暮らしやすいまちづくりの推進に関する条例制定の件
条例の実効性に主眼を置いて質疑しました。
②西宮市動物愛護管理担当職員設置条例制定の件
・主に、現在実施している所有者のいない猫の対策の最終目標(野良猫ゼロ)達成に向けた対応について質疑しました。
③西宮市食品衛生法の施行等に関する条例の一部を改正する条例制定の件
・HACCP取得に向けた保健所の体制の確認と、特にバイキング形式をとっている飲食店における新型コロナウイルス対策の把握と広報について確認しました。
④令和元年度西宮市病院事業会計補正予算
・主に、外来予約のキャンセルの状況など新型コロナウイルスの影響と対応について現状を確認しました。

■西宮市からの所管事務報告
〇高齢者交通費助成(年間5000円の助成)制度の見直しについて
令和3年度より鉄道3社の使用が不可能となることから、交通費助成に変わって、①「健康ポイント制度」の導入、②高齢者のつどい場へのさらなる支援、③外語が必要な方への外出支援の拡充、④認知症の方への支援の強化、が行われる方針が示されました。そうした市の方針に対して、バスについては、現在の利用者は全体の8%台にとどまっているものの、引き続き、交通費助成を続けるべきと指摘しています。

議論した内容の詳細については、後日、掲載致します。

以下に、新型コロナウイルス対策の報告を掲載します。

======報告(3月11日(水)19時30分)のコピー======

西宮市議会災害対策支援本部本部長報告(第13報)

本日17時に開催された「第19回 新型コロナウイルス感染症対策本部会議」他の内容について報告いたします。

◆市長はじめ当局からの報告抜粋
1.PCR検査について
3月11日は、5件。すべて陰性。累計44件、内陽性5件。
3月12日は、3+α件の予定。

2.相談窓口について
☆新型コロナウイルス感染症に関する医療的な相談
3月10日60件、3月11日(16:00現在)35件
☆新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談
3月10日52件、3月11日(16:00現在)36件(労働相談8件を含む)
☆経営に関する相談
3月1日から10日までの受付 累計117件、3月11日未確定

3.国の「新型コロナウイルス 感染症に関する緊急 対応策 (第2弾)」説明
国内の感染拡大を防止するとともに、現下の諸課題に適切に対処するため、政府として万全の対応を行う。(財政措置:約4000億円、金融措置総額 1兆6000億円)
今後とも、感染の状況とともに、地域経済及び世界経済の動向を十分注視し、必要な対策は躊躇なく講じていく。
財政課から各局の必要な予算措置の集約を始めている。

4.経済対策について
事業者+労働者 に対する緊急経済対策を実施する
①市の融資制度を拡充 による資金繰り支援
中小企業・小規模事業者の資金繰りを支援するため、既存の制度融資の一部に利子補給、信用保証料補助を行う。
②金融相談の体制強化
商工課の専門家(金融アドバイザー)を増員し、相談体制を強化する。
③労働相談の拡充
労働相談の実施日を拡充(倍増)する。

5.備蓄マスクについて
医療系は配布済。その他の施設の予定もほぼ配布できつつある 。

6.学校園、保育施設、社会福祉施設等における閉鎖の目安について
案の検討中

7.広報関係について
よくあるご質問(新型コロナウイルス感染症関係)をホームページに掲載。

8.その他
・大阪市内の特定されているライブハウスに参加した職員に対して、症状の有無にかかわらず居住する自治体の帰国者・接触者相談センターに相談するよう呼びかける通知を発出した。
・議会では、市民からの声を受け、議会棟内の消毒用アルコール設置場所に、「消毒用エタノールでアレルギーを起こしたことがある方は、使わないでください。」との注意書きを掲示することにした。
・議会の本部役員会議で出された意見・要望については、同会議の場で市長から口頭で回答する。

◆議会からの文書での要望意見質問については、
3月09日分は、7件、11日の役員会議中、市長より口頭で回答ありました。
3月10日分は、0件
3月11日分は、0件

◆次回市議会支援本部役員会
3月12 日(木)9時から

=====ここまでが、報告(3月11日(水)19時30分)のコピー======

3月11日午前中の会議の報告です。

========ここから、報告(3月11日(水)14時)のコピー========

西宮市議会災害対策支援本部 本部長報告(第12報)

本日9時に開催された「第8回 西宮市議会災害対策支援本部 役員会議」他の内容について報告いたします。

◆市長はじめ当局からの報告抜粋
1.PCR検査について
3月10日は6件。 内1件陽性。40歳男性。介護士。 重篤ではない。濃厚接触者調査中。
累計39件、内陽性5件。

2.相談窓口について
☆新型コロナウイルス感染症に関する医療的な相談
3月9日 75件、3月10日 60件
☆新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談
3月9日 56件、3月10日 52件
☆経営 に関する 相談
3月1日から9日までの受付累計89件、3月10日28件。

3.児童・生徒対応について
3月10日の中学校卒業式は、規模を縮小して問題なく実施。
教育委員会から健康維持のため散歩や公園で遊ぶことは構わないと言うメッセージを学校通じて流します。

4.経済対策について
北部での経営相談会を市と商工会議所の合同主催で3月26日に開催
する。
商工会議所の経営相談員が担当。会場は、阪神流通センター協同組合連合会会館。

また、市が実施している「労働相談」の 拡充 。社会保険労務士が担当。
中小企業などの資金繰りの支援を強化を市でも検討する。

5.備蓄マスクについて
昨日(9日)3師会の事務局に計4万枚(医師会:2万枚、歯科医師会:1万枚、薬剤師会:1万枚) 配布完了。
福祉施設、介護施設、児童施設等には今週中に行き渡る予定(個人事業者などは一部来週になる)。

6.学校園、保育施設、社会福祉施設等における閉鎖の目安について
協議検討中

7.広報関係について
・ 市政ニュースの特別号(3月19日号)を発行する。
・ 自治会が活用するチラシは、12日に印刷完了、続けて発送する。
自治会館や掲示板などに掲示し、回覧板としても活用をお願いする依頼文を自治会長あてに送付する。
新型コロナウイルス対策をかたった詐欺への注意を呼び掛けるため、青パトで地域を巡回し注意を促す放送を流します。11日から実施。人権被害防止の啓発と人権相談窓口の設置について実施する。

◆議会からの文書での要望意見質問については、
3月9日分は、7件、役員会議中市長より口頭で回答ありました。
3月10日分は、0件

◆役員からの質問について
・5例目の発表について、介護施設へ出勤と記載されているが、これは先日発症した伊丹市高齢者の通う施設と聞いている。このこと(施設は伊丹)を発表しないことで市内の介護施設に動揺があるようだが、許容される範囲でこれを発表するべきではないか。発表によって無用の動揺や憶測が生まれることを避けていただきたい。
⇒この部分の公表の仕方については、県や他市が絡んでいるので検討する。

・PCR検査が保険適用になってからも検査の件数は伸びていないようだが、検査を依頼できる市内の指定医療機関が少ないのではないか。闇雲に行うことは厳に慎みながら、更なる拡大に備えて指定医療機関及び検査の委託先をさらに確保しておく必要ありと考えるが見解は如何に。
⇒厚労省の基準に沿ってしっかりやっている。 調査する。

・育成センター預け料金に対する国の支援はないのか。
⇒新しく発表された国の第2弾の方針に沿って検討する。

◆次回市議会支援本部役員会
3月12日(木)9時から

========ここまでが、報告(3月11日(水)14時)のコピー========

報告のコピーについては、庁内のメールで送られてきている報告書(PDF)をそのままコピーしています。

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