自粛解除と令和2年度補正予算(第4号)②ー市が実施する障害者施設等への支援

2020年5月31日[カテゴリ:コラム, 医療・福祉

西宮市での学校再開に関する情報を、4回に分けて掲載しました。
今回からまた、先週可決した補正予算(第4号)、市の感染症対策としては第3弾の内容を連載に戻ります。

今回は、障害者施設等への支援についてです。

障害福祉サービス事業所新型コロナウイルス感染症対策支援事業(新規)

市の説明
 障害福祉サービスは障害のある人が住み慣れた地域で生活するために必要不可欠なものであり、新型コロナウイルス感染症の発生による障害福祉サービスの提供体制に対する影響を軽減することが必要です。このため西宮市では、障害福祉サービス事業所等が、感染機会を減らしつつ、日常生活に必要な障害福祉サービスの提供を維持するために要する経費に対して支援することとし、令和2年度予算を増額補正して対応します。
【補正総額】
 3,190万円(うち、市一般財源負担:1,466万7,000円)

(1)障害福祉サービス確保のための支援策
 利用者又は従業者に感染者が発生した障害福祉サービス事業所等が、関係者との緊急かつ密接な連携の下、感染機会を減らしつつ、必要な障害福祉サービスを継続して提供するために必要な支援を行う。

制度の概要
【補助対象】
 利用者又は職員に感染者が発生した障害福祉サービス事業所等であって、施設でのサービス提供が困難になった等の理由により当該事業所の職員が居宅で生活している利用者に対して、訪問等によりサービスを提供した事業所など
【対象経費】
 マスク等の衛生用品購入費用及び通所系サービス事業所が訪問サービスを実施することに伴う必要な人員確保のために要する費用など
【予算額】
 1,275万円(1事業所あたり25万5,000円で積算)
(3分の2は国の補助)

(2)新型コロナウイルス感染症に係る濃厚接触者へのサービス提供継続支援事業
 障害福祉サービスを利用している障害者等が、濃厚接触者又は感染者と判断された場合においても、日常生活に必要なサービスを維持するため、訪問系サービスを提供する居宅介護従業者等を支援する。

制度の概要
【補助対象】
 障害福祉サービス事業所等
【対象経費】
 濃厚接触者等へのサービス提供に従事することを理由として、障害福祉サービス等従事者に対して支給する特殊勤務手当
【補助額】
 当該従事者1人あたり日額3,000円を上限(補助率10/10)
【予算額】
 405万円(全額市の一般財源)

(3) 障害福祉サービス事業所等における感染拡大防止対策
 障害福祉サービス事業所等において、感染者が発生した場合等の感染拡大の防止や感染予防に必要な経費について補助する。

制度の概要
【補助対象】
 感染者が発生した障害福祉サービス事業所や感染予防に必要な消毒液等を購入した障害福祉サービス事業所など
【対象経費】
 感染が発生した場合に、事業者が行う消毒・洗浄のために必要な委託料や感染予防に必要な消毒液等衛生用品の購入費用 など
【補助額】
 上限なし(補助率10/10)
【予算額】
 1,310万円(3分の2は国が負担)

(4) 障害者支援施設におけるICT導入支援事業
 感染拡大防止措置として面会制限等を行う障害者支援施設において、面会者等との接触機会削減のためのICT 機器導入に要する費用を補助する。

制度の概要
【補助対象】
 障害者支援施設
【対象経費】
 ICT 機器(タブレット等)の購入等
【補助額】
 上限1施設20万円(補助率1/2)
【予算額】
 200万円(全額一般財源)

↑これまでのコラムでも様々な角度から必要性を掲載しましたが、学校にも早くICT機器を導入するため予算が必要です。

障害者就労施設で働く障害のある人への支援(新規)

市の説明
 新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、障害のある人が通所する障害者就労施設では、売上げが減少していることから、新たな販路開拓や商品製作にかかる経費の補助を行います。
 また、障害者就労施設で働く人が作業の対価として受け取っている工賃の減少状況を踏まえ、工賃相当額の給付を行うことにより、障害のある人の就労を支援します。これらの対策に必要となる事業費等は令和2年度予算を増額補正して対応します。
【補正総額】
 1,541万4,000円(全額市の一般財源)

「売上げが減少している」ことをどのように把握したのか、5月22日(金)開催の健康福祉常任委員会で質問したところ、障害者施設に対しては、「一般社団法人ジョブステーション西宮」を通じて、各施設に対して現状をアンケート調査して頂いたとのことでした。一方で、介護サービス事業者に対してはこの当たり前のことができていないことを委員会で指摘し、大至急状況を把握するよう要望しました。

市全体どころか、同じ局の中で、総務総括室を設置しているにもかかわらず、方針の統一が取れていない、縦割りのお役所仕事をしてきたことが露呈しました。大問題です。

(1) 障害者就労施設 業務開拓支援事業
 障害者就労施設では、食品や生活雑貨を製作、販売しているが、イベントの中止や企業等からの受注が減少していることから、新たな販路開拓や商品製作に係る経費を補助し、売上げを増加出来るように支援する。

制度の概要
【補助対象】
 西宮市内の障害者就労施設
【対象経費】
 チラシ印刷、ポスティング経費、新たな業務を始めるための物品・備品の購入経費等
【補助額】
 1事業所10万円を上限(補助率10/10)
【予算費】
 30万円

(2) 障害者就労施設 工賃相当額給付事業
 障害者就労施設で働く、障害のある人の工賃が減少している事例がみられることから、工賃が減少した利用者に定額を給付する。

制度の概要
【給付対象】
 障害者就労施設を利用する西宮市民(就労継続支援A型利用者を除く。)
【給付額】
 工賃が減少した利用者に定額を給付する。
 1事業所における令和2年5月支払工賃の平均が、令和元年度の平均工賃月額から、2割以上減少している障害者就労施設の利用者に、 施設の平均工賃の減少割合に応じて、3,000円または6,000 円を2ヶ月分給付する。
 ※昨年度の平均工賃月額が3,000円以上の事業所が対象。
 ※平均工賃の減少額が6,000円未満であれば3,000円×2ヶ月の給付。
【積算】
 1,847人×0.8(2割以上工賃が減少している事業所の割合)=1,478 人
 2割以上4割未満減:3,000 円×2ヶ月×887人(対象者の6割を想定)=5,322,000 円
 4割以上減:6,000円×2ヶ月×591人(対象者の4割を想定)=7,092,000 円
【予算額】
 1241万4,000円

今回の補正予算で計上された障害者施設及び障害のある方々の就労に対する支援は以上です。
次のコラムでは、介護施設に対する支援について掲載予定です。

市からの報告・活動の再開

◼青少年愛護協議会の活動自粛が解除されます。
1.「会議や子供達の見守り活動等」は、6月1日(月)より自粛要請を解除します。
2. 「子供を対象としたイベント(放課後子供教室を含む)」は、6月19日(金)より自粛要請を解除します。

◼新年度のPTA活動
1学期の間は原則としてPTA活動を休止する方向の「市からの通知」を廃止し、学校再開後は、学校の実情に合わせながら、PTA活動の適切な実施時期及び実施方法について、PTA役員等と協議をお願いしています。

◼スポーツクラブ21も6月1日から活動が段階的に再開されます。
6月1日(月)~5日(金):学校体育施設以外での活動に限定。
6月6日(土)~14日(日):学校体育施設以外及び学校屋外体育施設での活動に限定。
6月15日(月)~:全ての活動を再開。
詳細はこちらスポーツクラブ21の活動についてとご覧ください。

=====先週の市の会議の報告=====
(令和2年5月29日(金)20時30分報告)
第94回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
・本日(5/29)の検査結果は陽性が0件であった。
・電話相談件数
昨日の医療相談は23件。本日16時時点では31件あった。
昨日の一般相談は37件。本日の15時時点では32件あった。
・事業者向け支援の状況については別紙のとおり。
・定額給付金に関するコールセンターへの問合せ等件数は昨日1,839件であった。
 マイナ申請は昨日103件、郵送受付は昨日9,191件、本日は17,000件ほど届いているとの報告があった。
 昨日の振込み件数は3,202件(対象者数:8,060人)であった。
・今後の教育活動については6月1日より段階的に再開する。
・育成センターについては、6月1日より学校の分散登校に合わせて開所し、15日以降は通常の運営(延長保育、土曜日有り)を再開する。
スポーツクラブ21の活動は6月1日より段階的に活動を再開することとする。
・各種団体からの要望受けや回答懇談会の開催等について議論した。
・市民からの寄贈頂いた物資についてお礼を兼ねて集計結果を公表する予定。
・6月1日より対策本部の執行体制は別紙のとおりとする。
→重要な案件等が発生した場合に「本部会議」を開催する。
→下部組織として「調整部会」を設置し経常的な連絡調整や検討を行う。
添付資料

(令和2年5月27日(水)21時30分報告)
第93回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
・本日(5/27)の検査結果は陽性が0件であった。
・電話相談件数
 昨日の医療相談は33件。(本日15時時点では34件)
 昨日の一般相談は51件。(本日15時時点では29件)
・事業者向け支援の状況については別紙のとおり。
・定額給付金に関するコールセンターへの問合せ等件数は25日416件、昨日26日は850件であった。
 マイナ申請は25日85件、26日59件との報告があった。
 明日28日は3,226件(対象者数:8,119人)の振込みを予定している。
青愛協に対して5月末まで活動の自粛を要請していたが、会議や子供の見守り活動については6月1日より、イベントについては6月19 日より自粛要請を解除する。(ただし実施に当たっては感染防止対策をお願いする)
→5/29に各地区へ通知予定
PTA活動については、学校再開後(6/1~)、学校の状況に応じて再開してもらう事とする。→5/29に各校園長に通知予定
・国民健康保険料の減免について、国の通知に基づいて実施する予定。
(詳細は別紙のとおり)
・イベントや集会等の取り扱いについては6月1日より段階的に自粛を緩和していく。
・広報車による啓発は5月24日をもって終了した。
今年度の避難所運用案を確認し議論した。

(令和2年5月25日(月)20時30分報告)
第92回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
・本日(5/25)の検査結果は陽性が0 件であった。
・電話相談件数
 昨日の医療相談は25件。(本日15時時点では40件)
 昨日の一般相談は23件。(本日15時時点では40件)
・事業者向け支援の状況については別紙のとおり。
・定額給付金に関するコールセンターへの問合せ等件数は22日229件であった。
 マイナ申請は22日121件、23日78件、24日68件との報告があった。
市立学校園における感染者等が発生した場合の閉鎖等の対応について確認した。
・市HP内に教育関係の情報メニューページを作成し緊急サイトトップページに入り口ボタンを設置した。
感染防止策を考慮した避難所対策の検討状況について確認した。
・人流以外のビッグデーターの活用について議論した。
=====ここまでが、市からの報告======

今回のコラムでの市に対する改善案は控えめでした。
以上です。

記事一覧