西宮の政治と選挙

2018年4月14日[カテゴリ:コラム

今週は、
西宮市内では、入学式・入園式が挙行され、
私は、小学校と中学校の入学式に出席しました。
式では、祝電披露の時間があり、
毎年、市長からのメッセージが紹介されるのですが、
今年は、市長職務代理者副市長からのメッセージとなりました。
「市長職務代理者」と読まれるたびに、
西宮にとって不名誉なあの出来事が思い出されますので、
紹介するメッセージは、
教育長からのものの方がよかったように感じました。
市長不在の影響は、様々なところで実感されます。

そして現在、
その新たな市長を決める選挙戦が行われておりまして、
いよいよ明日が投票日となりました。

そこで、
私が応援している候補者が当選してほしいということと同じく、
気になっているのは「投票率」です。

4年前の市長選挙は36.4%でした。
これでも、それまでの30年間の西宮市長選挙としては最も高かったのです。
その4年前と比べると、
今回は盛り上がっていない、関心が高まっていないように感じています。

前市長が、前回の選挙の際に、「西宮市政が色々と変わりそう」という
漠然とした期待を有権者に抱かせたにもかかわらず、
ほとんどの公約を形にして残すこともできず、
「変わった」という実感を市民に抱いてもらえたのかもわからない状態での引退となりました。
全国的に有名になったスキャンダルと辞任劇の歴史は、はっきりと残してしまいましたが。

ですので、
誰が市長になっても結局市政は同じだと、諦められている空気をいつも以上に感じています。
特に前回、前市長に期待して投票した人にとってはそうかもしれません。

ちなみに、
全国的なスキャンダルとともに、政務活動費改革の火付け役ともなった野々村氏を
県議会議員に選出したときの投票率は38%でした。

あの時は、「西宮維新の会公認」という言葉に騙された方も多かったと思います。
しかし、
その次の統一地方選挙での県議会議員選挙の西宮市の投票率は
35.9%とさらに下がってしまいました。

平成23年:有権者数37万1,477人⇒投票者数14万1,334人=投票率38%
平成27年:有権者数37万6,129人⇒投票者数13万5,079人=投票率35.9%

有権者数が増え、
分母が増えたから投票率が減ったのかと思いきや、
投票者数すら減少したのです。

前回の市長選挙では、
平成26年は、有権者数は、37万4,775人(投票者数13万6456人)でしたが、
選挙権が18歳以上と引き下げられましたので、
平成30年3月1日現在で、有権者数396,085人と2万人以上増えています。
若い人の動向も大きく影響します。

スキャンダル後の選挙では、
前回のような間違った選択をしたくない、
でも、候補者の人間性や政策の実現性などは分からないから選べない
という心理が働いて選挙に行かなくなるのかもしれません。
しかし、
そうした心理を乗り越えて、
失敗を活かし、
皆さんの目で見極めて選んでもらいたいと期待しています。

そして、前回の失敗と言えば…。
市長になったら何でも実現できると主張して、
多くの新しいことや、耳障りの良い政策、
そして、それらを実現しようとしたら財政破綻してしまうような政策を公約に掲げた市長候補を選んでも、
結局、ほとんど実現されなかったという選択の失敗は、学べたと思っています。

そういえば、
平成21年、結果的に大失敗に終わった政権選択選挙、
民主党による政権交代選挙の時もそうでした。

あれだけニュースで取り上げられ、
全国から注目を集めたにもかからわず、
今回の市長選挙まで投票率が下がるようなことになったら、
いよいよ「政治意識の低いまち」というイメージがついてしまいかねません。

同じ失敗をしないように、
皆さんに是非とも投票に行って頂いて、
回りの方にも投票を呼び掛けて頂いて、
まずは1発目の名誉挽回をお願いしたいと思っています。
「選ばれつづけるまち、西宮」
「住み続けたいまち、西宮」を実現するために。

そして私は、
自民党が推薦する吉岡政和候補を応援しています。
私が、同じ自民党公認の市議会議員ということもあります。
最初の7年間は、会派は違いましたが、
同じ地方議員として西宮の課題に取り組む姿を見て、
その後の4年間は、同じ自民党の議員として課題に取り組む吉岡氏の政治姿勢をまじかで見てきた身として、
これからの西宮市政を着実に前進させることができる人物として、
確信をもって、皆さんにも推薦しています。

長くなりましたので、
推薦する理由については、
後ほど、詳しくアップしたいと思います。

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