昨日は、18時に西宮市議会災害対策支援本部役員会議が届きました。
本日、朝9時に一部修正がありましたので、最新版を以下に掲載(←クリックすると該当部分をご覧いただけます)致します。
また昨日、議会から報告があった後の18時50分に、市内で2例目の患者さんについて、以下の報告が届きました。
市内で確認された2人目の患者さんは、報道で取り上げられているライブハウスに行っていた方、つまり、感染源だけははっきりしました。
送られてきた文書しか情報が得られていませんので、先日(3月1日)の報告(←クリックするとご覧いただけます)と照らし合わせて、上記から読み取れる内容としては、
①指定された帰国者・接触者外来以外の医療機関での受診はない?
②勤務先の会社は特定されることを避けるため、お勤めが市内なのか市外なのかは公表しない。
③家族を含めた濃厚接触者の有無については、現在調査中。
④調査中なので、濃厚接触者(ご家族等)に未成年の方がいらっしゃったのかどうかも不明。
⑤持病の有無は不明。
⑥軽症である様子。→50歳代までは重症化しにくいのか。
ということだと思います。
④については、感染拡大防止の観点から、非常に重要な事項だと考えています。
保育所や幼稚園、育成センターを利用している保護者のためにも、情報開示を求めたいと思います。
それにしても、ダイヤモンドプリンセスしかり、ライブハウスなど室内での集会等での感染力は、非常に強いように感じます。
一方で、ライブハウスが感染源の方は、発熱がないなど比較的軽症者が多いようにも感じます。今回は、早めに検査したから、軽症のうちに陽性反応が出ただけなのでしょうか。その辺はまだ分かりません。
一方で、インフルエンザの患者数は、昨年より約400万人も少ないそうです。
マスクの着用、咳エチケット、うがい、手洗いの励行など新型ウイルス対策の効果なのか、例年より暖冬で湿度も高かったことも影響しているのか、分かりませんが、インフルエンザの患者が少ないことはありがたいことです。
以下が、市から届いた報告です。
========ここからが市からの報告のコピー(3月6日18時50分)======
新型コロナウイルス感染症の患者の発生について
西宮市内で2例目の新型コロナウイルス感染症の患者の発生が確認されましたので、ご報告します。
今後、濃厚接触者の把握を含めた積極的疫学調査を行っていきます。
記
1 患者の概要
(1)年 代 : 50歳代
(2)性 別 : 女性
(3)職 業 : 会社員
(4)居住地 : 西宮市内
(5)経過・症状
2月15日 大阪京橋ライブハウス Arc 利用
2月17日 大阪京橋ライブハウス Arc 利用
2月28日 咳症状、鼻閉が出現(発熱なし)
3月4日 食欲不振
大阪府より情報提供があり本人に連絡。
翌日の帰国者・接触者外来を受診調整
3月5日 鼻閉のみ
帰国者・接触者外来受診。検体採取。
=======ここまでが報告のコピー=========
以下は、
========対策支援本部報告のコピー(3月6日開催分)=========
西宮市議会災害対策支援本部役員会議報告(第5報)
本日、10時より第4回西宮市議会災害対策支援本部役員会議が開催され、本部長の挨拶の後、市長から昨日17時から開催された「第11回新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の報告と今朝8時から開催された「第12回新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の報告を受けました。そして、資料に沿って市長から説明いただきました。
また、この報告書は、本部長の責任で書いているので文責は本部長にあります。
◆市長はじめ当局からの報告抜粋
1.感染状況について (保健所)
昨日までの感染者1名他濃厚接触者も含め、容態に特に変化はありません。
2.PCR検査について
西宮市の検査実施件数については、本日から結果が確定したものについて公表します。
3/1まで5件、3/2は8件、3/3は4件、3/4は5件、3/5は3件、計25件。
内陽性が1件。ホームページにもグラフを掲載しております。
3.相談窓口について
☆新型コロナウイルス感染症に関する医療的な相談
(3/2 受付 141件、3/3 受付 79件、3/4 受付 72件、3/5 受付 61件)
☆新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談
(3/2 受付 169件、3/3 受付 73件、3/4 受付 58件、3/5 受付 47件)
4.留守家庭児童育成センターについて
3月3日以降で3月末時点において1日も使用していない子供さんの費用については、還付をすることになりました。2月分の全体の収入は約2,700万円です。
5.市立小学校臨時休業に伴う児童の学校での預かりについて
指導主事が各校を巡回して、学校ごとの課題について聞き取りしているが、昨日現在特に問題はないと聞いている。
6.市の施設について
市施設休館については市民から苦情が入っているが、適切に対応している。施設一覧は、HPをご覧ください。
7.経済対策について
昨日から特に変更なし。
8.備蓄マスクについて
介護施設や医療現場や保育現場等に マスクを提供する方向で検討中。
配布先、配布方法、数量が今後の検討課題
9.広報関係について
さくらFMの番組については、定時の市提供番組などで情報提供しています。
また、市の広報板や自治会回覧板の活用の準備に入っています。
保健所の相談電話フロー図案については、本日提案分で活用します。今後、訂正が必要な場合は適宜改定します 。
◆議会からの質疑・意見・要望
・神戸新聞の記事によると「かかりつけ医での検体採取はむつかしく、現状と同様に全国に約860ある帰国者・接触者外来など対策が整った病院が担う。従来通り、住民は各地の 帰国者・接触者相談センターに連絡する必要がある」 と書かれているが、 当局としてはどういう対応を取るつもりか?
→健康保険が適用になったとしてもすぐにはかかりつけ医では対応がむつかしいので、当面は記事の通り対応する予定です。すなわち、フロー図のようにしていくが、厚労省から新たな指示が出た場合は、保健所でさらに対応を検討していく。
・厚労省は、4日の予算委員会で「介護施設や保育所、育成センターに対しマスクや消毒液を優先的に配る仕組みを検討している」と言っているが、国から何らかの連絡はあるのか?
→国からは調査をしなさいと言ってきているだけです。
・この第1弾配布した後にさらに不足する場合の第2弾は考えているか?
→現時点では考えていないが、現在の市の備蓄にも影響するので検討する。
・調査をして備蓄があるところもあると思うが、それでも一律に配布するのか工夫してほしい。
・小学校で預かる人数が408人で落ち着いていると聞いているが、昼食の準備がネックになっているのではないか。申請段階で昼食のことは周知してきたのか?
→昼食が厳しいご家庭については、学校で家庭状況を把握している範囲で個別に対応している。
・市長におかれては、子供たち向けにも市政ニュースやユーチューブなどでメッセージを出していただきたい。
・マスクを市民にも配布してほしいという要望があるが?
→備蓄の限界もあるので現時点では市民に配布する余力がない。
・休校問題について、再開の判断は現場の声を聴いてほしい。
・救援していない保育園などで、子供たちが発表会などの活動をしているが大丈夫か?
→規模の縮小や濃厚接触にならないように配慮しているが、今後日常の過ごし方について調査検討する。
・インバウンドの減少や外出自粛で街中の商売が疲弊しているが対策はあるのか?ふるさと納税についても活用を検討いただきたい。
→相談会の開催や、商店市場連盟とも話をしている。休業補償なども検討している。
・高齢者を狙った特殊詐欺についてですが、西宮市が尼崎市を抜いて倍ほどのペースで発生している。また、同時にコロナ関係のフィッシング詐欺も横行している。ますます手口が巧妙になっているが、市としても対策をしっかりしてほしい。
・市民の不安を解消するために、あらゆる広報手段を活用して市長メッセージを出してほしい。また、マスクが不足している現況を鑑みて、(マスクの効用を説明するのではなく)手洗い、うがいの効用をしっかりと訴えるべき。
・勤労者共済などを使って、困っている人に対する対策を取ってほしい。また、新たな制度設計も考えてほしい。さらに、国の制度外の人たちに対しての救済措置もお願いします。
→市長の指示であるので検討しています。
・消毒液がなくなって きたところがあるが?
→マニュアルがあるがハイターなどでも代用になる。
・小規模保育施設に対する 現場の相談は?
→巡回もしておりますが、電話でも対応しています。
・その他、やり取りがありましたが、詳細は各派代表者等にお聞きください。
◆本部役員にお願い
3月9日からの役員会議は、9時から9時30分までとタイトな時間となっておりますので、当局からの報告を主課題としたいと考えています。よって、議会側からの質疑 ・意見要望については原則文書で提出いただき、本部長の責任において当局と協議させていただきます。
特段、提出期限については制約を設けませんので、本部長あてに提出ください。なお送付先は、議会事務局総務課にお願いします。
◆次回開催日
令和2年3月9日(月)午前9時から
土日の開催については、緊急性があれば本部長において召集をかけます。
以上
========ここまでが対策支援本部の報告のコピー=======
新型ウイルスの全容、治療薬が明らかになることを願いつつ、引き続き、うがい、石鹸による手洗いの励行に努めたいと思います。