感染症を警戒しながら教育活動は粛々と

2020年3月20日[カテゴリ:コラム, 危機管理

市立小・中学校、特別支援学校は、3月25日で臨時休業は終了し、3月26日から春休みに入ります。
市立高校は、3月23日で修了し、3月24日から春休みに入ります。

3月3日からこれまでの約3週間の対応から変更される契機となります。
学校での活動について、いろいろと方針が示されつつありますので、ご紹介します。

まず、
市立中学校での部活動は、3月26日から再開、市立高校の部活動は3月24日から再開されます。
そして、
放課後の学校施設を子供たちの居場所として開放する事業である「放課後キッズルーム」も、高木北と平木小学校では、春休みに入ってから再開されます。

学校が休み、もしくは、学校が終わった後の子供たちの居場所づくりについては、これまでに市議会で提言(←クリックしてご覧ください)し、放課後子ども教室⇒子供の居場所づくり事業⇒放課後キッズルーム(現在2校で実施中)へと変遷を遂げてきました。放課後キッズルームは、現在、高木北、平木小学校で実施されており、令和2年4月からは、甲陽園、神原、南甲子園小学校で実施予定で、さらに、令和2年度に1校で追加実施できるよう調整して頂いています。

地域の方々のご協力により、子供の居場所づくり事業は、15校で実施されるようになりました。

西宮市は詳細の文書を作成しています。
放課後キッズルーム事業の再開について(予定)
(↑クリックしてご覧ください。)

地域の方々のご協力を頂いて実施できている事業ですので、一部の学校とはなってしまいますが再開され、この危機を契機に、子供の居場所づくりに対する支援の重要性が検証されることを期待したいと思います。

部活動や学校での教育活動以外の活動の再開の方針が順次示されていますが、引き続き対策の検討が必要ですし、勉強については、3週間の休業に伴う補習の予定はまだ示されていません。

新型コロナウイルスに関しては、いまだ終息の兆しが見えないどころか、爆発的感染増大が懸念される中、子供たちを一所に集めて学習活動をするわけにはまいりません。おそらく、4月からの教育を再開した上で、対応されるものと推察されますが、再開できない状態に陥った時の学習支援も考えなくてはならないと思います。

以下に、市からの報告文書を掲載します。

======市からの報告(3月19日(木)19時10分)のコピー======

1.第27回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会議資料抜粋添付)
・本日(3/19)行った検査2件すべて陰性であった。
・本日16時時点での相談件数は、健康医療相談は44件、一般電話相談は49件、融資等相談は21件であった。
・本日、県で保健所長会があり、医療体制の確保などの協議を行った。
・3/18、3/19に行われた卒業式、幼稚園2園の休園式は無事に終了した。
中学は3/26から、高校は3/24から部活動を再開するが、集団感染が起こらないような工夫をして実施することが大前提である。
入学式は予定どおりの日程で規模を縮小して実施、在校生、来賓の出席はご遠慮いただき、保護者は1名の参加でお願いする。
放課後キッズルーム事業(高木北小・平木小)を、感染予防対策を実施した上、春休みから再開する。
・ 市の施設の再開については、政府の専門家会議の意見及び国から示される方針を踏まえて検討を進め、できるだけ早い時期に市民に示す必要がある。

第27回対策本部会議資料

======ここまでが、3月19日(木)19時10分時点の市からの報告======

以下の報告では、トライやる・ウイークは、延期の方向で調整とありますが、毎年ご協力いただいている受入先の状況が気がかりです。

======市からの報告(3月18日(水)18時10分)のコピー=====

1.第26回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会議資料抜粋添付)
・本日(3/18)行った検査6件すべて陰性であった。
・本日16 時時点での相談件数は、健康医療相談は48件、一般電話相談は44件、融資等相談は22件であった。
・小学校の校庭開放は、3/23から3/25の13 時から16 時の間で実施する。対象は校区内の小学生としている。
・中学、高校の部活動を再開する。中学校は3/26 から、高等学校は3/24からで集団感染が起こらないよう注意して実施する。
トライやるウィークは延期する方向で調整している。
・入学式は規模を縮小して予定どおり実施する。
・現在、市政ニュース臨時号(3/19号)を全戸配布している。

第26回対策本部会議資料

======ここまでが、3月18日(水)18時時点の市からの報告=====

3月17日には、市立幼稚園や市立保育所等において、感染者等が発生した場合の施設閉鎖等の目安が示されました。学校を休業した際に、多くの課題が生じた以上に、特に保育所や学童保育は、感染者が出た場合に施設を閉鎖するだけでは足りないと予想されます。
感染しないように最大限の努力をする一方で、学校休業時の要望や対応を参考にしながら、閉鎖せざるを得なくなった際の細部にわたる対応について、今のうちに検討しておく必要があります。

=====市からの報告(3月17日(火)20時30分)のコピー======

1.第25回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会議資料抜粋添付)
・本日(3/17)行った検査7件すべて陰性であった。ただし、西宮市民が神戸市の医療機関を通じて検査したもので、陽性が1件あった(神戸市発表24例目)。
・本日16時時点での相談件数は、健康医療相談は37件、一般電話相談は31件、融資等相談は22件であった。
・本日、校園長会があり、3/23から3/25の間の小学校校庭開放について要請を行った。
・育成センター、放課後デイサービスを利用する児童が、学校校庭を使うことについても校長に要請した。
・さくらFMを通じて教員からメッセージを発信することについては、来週火曜から放送予定。
市立幼稚園や市立保育所等において、感染者等が発生した場合の施設閉鎖等の目安について、資料のとおりとし、市HPで市民にお示しする。ただし、臨時休業中の市立学校は学校再開時に目安を出す予定。
・最近問い合わせの多い消毒方法について、市HPにリンクを貼り、外部サイトを案内している。
自治会に配布したチラシだが、全体の約4分の1にあたる104団体から、追加でチラシがほしいとの要望があった。
・職員等に感染が確認された場合の対応について、職場の環境や職員の行動範囲など、様々なパターンが考えられる。連絡の手順などさらに整理していく必要がある。

=====ここまでが、3月17日(火)20時30分時点の市からの報告======

⇓令和元年度も残り僅かとはなりましたが、迅速に対応するために、補正予算が議会最終日(3月23日(月))に提案される見込みです。

=====市からの報告(3月16日(月)18時30分)のコピー======

1 第24回新型コロナウイルス感染症対策本部会議(会議資料抜粋添付)
・ 本日(3/16)行った検査1件は陰性であった。
・ 本日16 時時点での相談件数は、健康医療相談は78 件、一般電話相談は59 件、融資等相談は20 件以上であった。週明けということもあり、相談件数は増えている。
・ 「児童・生徒対応」「経済対策」では、特に報告事項なし。
自治会にチラシを約2万枚配布した。それに加えて約70団体から追加でチラシがほしいとの要望があった。
令和元年度3月補正の追送を行う予定。最終日に提案したいと考えている。
・3/19には国の方針が示される予定。その方針を踏まえ、市として学校や市施設を再開するか検討していく必要がある。

=====ここまでが、3月16日(月)18時30分時点の市からの報告======

詳しくは市のホームページもご確認ください。
また、これより前の市の報告については、こちらでもご覧いただけます。

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