市の施設の休館期間の延長

2020年3月26日[カテゴリ:コラム, 危機管理

オリンピックの延期が決定された翌日25日から、急に東京での感染者数が増加してきました。こうした感染者数の変化を察知しての延期の判断だったのかもしれません。

先週末は、大阪、兵庫の感染者の増加速度が増し、3連休の大阪兵庫間の往来の自粛が呼びかけられました。
今週末は、東京での感染者数が大幅に増加したことを受け、知事が外出の自粛を呼びかけました。
なぜ、関西よりも人口の多い東京の方が遅かったのか、非常に気になります。

一方で、3月19日に知事がメッセージを発してから1週間、結果的に兵庫県の患者数は少し落ち着いたように感じますが、ウイルスの潜伏期間を考慮すると、これまでの対策と効果の相関関係の分析が急がれます。

これ以上、疫学的な分析ができないようであれば、爆発的に感染が拡大する可能性は高まりそうです。そうなると、医療機関の対応もさらに加速しなければなりません。

また、以下のとおり、市の施設の休館措置、市のイベントの中止、延期の延長が決定しました。
新型コロナウイルス感染症は、終息の兆しが見えないどころか、爆発的に感染が拡大する恐れが出てきましたので、ご不便をかけていますが、今はまだ、感染拡大の抑制に全力を尽くすべき時であると、ご理解いただきたいと思います。

以下に、24日~26日の市の対応の報告を掲載します。

=======市からの報告(3月26日(木)18時30分)のコピー=======

1.第34回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
・本日(3/26)行った検査4件すべて陰性であった。
・本日16時時点での相談件数は、健康医療相談は46件、一般電話相談は60件、融資等相談は28件であった。
・春期休業中(4/1~4/6)の中学、高校の部活動について、3つの条件(密閉空間、密集場所、密接場面)が重なることを回避して行うよう通知を発出する。
・4月7日からの教育活動の再開に向け、万全の感染症対策を講じた上、新学期の準備をするよう通知を発出する。
・市施設のほとんどが3月31日まで休館しているが、各地で感染者が増加して状況を勘案し、休館期間を4月15日まで延長する。
・あわせて市が主催、共催等するイベント・集会等についても、中止又は延期の取り扱いを4月15日まで継続する。

=======ここまでが、3月26日(木)18時30分時点の報告のコピー=======

次に、3月25日の夕方時点の情報更新は、以下のとおりです。
常に先を読んで、先手を打って対策を講じる姿勢が必要です。

=======市からの報告(3月25日(水)18時30分)のコピー=======

1.第33回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
・本日(3/25)行った検査6件すべて陰性であった。
・本日16時時点での相談件数は、健康医療相談は39件、一般電話相談は50件、融資等相談は20件であった。
・市政ニュース4/10号で新型コロナウイルス関連のページを増やして広報する予定である。
・消毒用アルコールを使用する機会が増えているので、危険物取扱いの注意喚起のページをHPにアップする。

=======ここまでが、3月25日(水)18時30分時点の報告のコピー=======

夙川の桜も咲き始めています。私は、今年は、宴会を禁止せざるを得ないと思っていますが、「公園等において飲酒を伴う宴会や大人数での長時間の食事を控えていただく」にとどまっています。

=======市からの報告(3月24日(火)19時30分)のコピー=======

1.第32回新型コロナウイルス感染症対策本部会議
・本日(3/24)行った検査は6件で、うち2件が陽性であった。
・本日16時時点での相談件数は、健康医療相談は34件、一般電話相談は47件、融資等相談は35件であった。
・3/25と3/26にさくらFM特別番組として、休業中の子どもたちに向けて学校の先生たちからのメッセージを放送する。
・春休み明け以降の学校再開について、文部科学事務次官から都道府県知事等宛てに通知が発出されている。今後、県から市へ通知がある予定で、その内容を踏まえ、市としての方針を決めて広報したい。
・これから花見シーズンを迎えるにあたり、公園等において飲酒を伴う宴会や大人数での長時間の食事を控えていただくよう啓発する。特に夙川河川敷緑地公園には、マナー啓発看板にポスターを貼り出し、パトロールも実施する。

=======ここまでが、3月24日(火)19時30分時点の報告のコピー=======

これより以前の報告は、こちらのコラム(←クリックすると該当部分をご覧頂けます)もご確認ください。

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