2005年6月7日[カテゴリ:コラム]
先週1週間、尼崎で市議会議員選挙が行われていました。
先々週の金曜日、西宮の知人の紹介で、29歳の立候補予定者森村太郎氏と始めて会いました。「尼崎の周辺市では、続々と30歳前後の若手議員が活躍しているのに、尼崎にはいない。尼崎で福祉のボランティア活動をしていて、誰もやらないのであれば挑戦すべきだ」と考えたそうです。「若ければよいとは考えていないが、若い世代もどんどんと挑戦して、現場で得た感覚を活かし、福祉の分野を中心に議会で新しい知恵を出していくことで、議論を活性化させたい。批判するだけではなく、新しい知恵を出していくことで、これからの尼崎を創っていきたい。」と志を初対面の私に熱く語ってくれました。考えている政策は、私とは多少違いましたが、地方分権が進む中、市町村によって目指すべき都市像とそれを達成する為の政策が違っていても問題はないと考えました。むしろ、私が2年前に挑戦した時の志と全く同じで、そのような志を持った政治家が増えることが重要だと考え、応援しようと決めました。また、私と生年月日が全く同じだったせいか、話をしていても意気投合することが多く、選挙の準備に忙しくしている時期に、夜の10時から彼の事務所で2時間半も議論してしまいました。
何せ急でしたのですでに西宮での仕事が結構入っていて、空いている時間に手伝いに行くといった状態で、先週は西宮と尼崎を往復していました。「地盤・看板・鞄なし。その代わりしがらみもない。」精神的には厳しい状態でした。そして一昨日、大方の予想をはるかに上回る得票で、18位で当選を果たしました。若い世代で、しがらみのない政治家が政治を変えていってほしいという尼崎市民の期待が集まった結果だったと思います。彼もその期待に答えるべく頑張って活動していくでしょう。
私も、初志を忘れることなく、西宮の政治の活性化と政策の実現に向け、一歩一歩頑張ります。