2009年3月31日[カテゴリ:子育て・教育]
(追記:こちらの記事は、2009年のものです。お間違えのないようお願い致します。)
すでに、市内の皆さんのお宅には、 市政ニュースに挟まれた定額給付金に関するチラシが届いていると思うのですが、 その「定額給付金」のお知らせと合わせて、 同時に支給される「子育て応援特別手当」のお知らせもしたいと思います。 後者のほうは、内容をご存じでない方もいらっしゃる様子です。私は、定額給付金と同時に議論されていた「子育て応援特別手当」については、テレビで取り上げられているシーンを見たことがありません。
定額給付金は、平成21年2月1日現在の年齢が、65歳以上と18歳以下の人が20,000円、それ以外の人が12,000円支給されるのに対し、子育て応援特別手当は、平成20年3月末時点で、3歳~5歳だった第2子以降の子どもに36,000円支給されます。
いずれも所得制限はありません。福祉政策ではないので、当たり前だと思います。
定額給付金の西宮市の給付対象者は、47万6,700人と見込み、子育て応援特別手当の支給対象者は、7,400人と見込んでいます。
支給日が、住んでいる自治体によって大きく差がある様子ですが、西宮市の場合、まずは、定額給付金、子育て応援特別手当の申請書が同時に、4月7日(火)にようやく発送されます。そして、到着後、書類の記入や添付書類に不備なく、4月13日までに返送した場合には、支給が連休明けになる見込みだそうです。
ニュースでは、定額給付金の是非論がクローズアップされてきましたが、いざ、国会で給付が決まったとたんに、給付金の支給時期の早さ争いが取り上げられ、電話で「西宮はなんでそんなに遅いんだ」とお叱りも受けました。国会で決まり次第、すみやかに市民に給付できるようにということで、3月定例会の初日2月25日に、他の議案に先駆けて補正予算案の詳細審議が行われ、本市では賛成多数で可決していました。その時点での支給予定は、ゴールデンウィーク明けの予定だったのですが、少し早まりました。
事務費として、全国一定の割合で臨時職員の報酬や郵便代などを国からいただいており、西宮市役所では、定額給付金と子育て応援特別手当の対策プロジェクトチームを作り、3名の選任と15名の兼務職員で作業が進められています。最速の村よりは、対象人数が明らかに多いことが原因だと思われますが、対象人数が多いはずの東京の区などよりも遅いことの、はっきりとした理由は、他市の取り組みを聞けていないためわかりません。
西宮市の場合、かなり人員の削減を進めてきたこともあり、これ以上、兼務職員に人員を割くと他の業務に支障が出るため、マンパワー不足で事務が遅いのだと理解しています。落ち着いたらこの原因も調査したいと考えています。
ちなみに、予算の内容は、千円以下切り捨てで、定額給付金関連が給付費…71億4,120万円、事務費…4億4,206万円、子育て応援特別手当関連が、手当交付金…2億6,640万円、事務取扱交付金…1,086万円という内容でした。