議会改革の承認

2009年6月12日[カテゴリ:議会改革

本日10時から
議会運営委員会(以後、議運と略します)が開催され、
インフォメーションに掲載しましたとおり、
6月定例会の日程が確定いたしました。
そしてその議論に加えて、
今日の議運では、
議会改革特別委員会で決定した事項が取り上げられました。
各会派の代表+無所属1名で議論されている
議会改革特別委員会で決定したことということもあり、
議運では、議論の余地はほぼなく、了承されました。
あとは、6月議会で関連条例が可決された時点で
確定ということになります。
その概要は、以下のとおりです。
マニアックな話ですが、
議会の活性化にとって大事なことだと思いますので、
ご覧いただければ幸いです。
①フレンテ問題特別委員会の設置について
特別委員会を機動的に活用することを求めてきました。
そして、
市役所の複数の局にまたがっているフレンテ問題を
一括して扱う特別委員会が設置されることになります。
もちろん、委員報酬はなしです。
専門的かつ集中的に議論し、
これまでのように、
こうした問題を市役所任せにするのではなく、
議会としての意見や方向性がまとめられるかどうかが
今後の大きな課題だと思っています。
②総務常任委員会の所管事務調査について
西宮市立中央病院の経営問題を専門的に議論する特別委員会の設置を
提案した会派があり、議会改革特別委員会で議論されていました。
その結果、中央病院の場合は、
総務常任委員会でも専門的に議論することが可能ということで、
閉会中の審査事項に加えるという形で結論付けられました。
常任委員会での所管事務報告では、
議員が個々で意見は言うものの、
その複数の意見が議会の意見として正式にまとめられることは、
私が知る限りでは、これまでの6年間はありませんでした。
つまり、そうした状態は、
市役所の役人が、都合のいい意見を取捨選択して
実行することが可能な状態であったといえます。
私個人の意見としては、
特別委員会を設置して
これまでに専門的に政策調査を進めてきた議員が委員となって、
集中的に議論し、議会としての考え方・結論を出したほうが
効果的ではないかと考えていました。
しかしながら、
それは常任委員会でも実行可能かと思います。
私は、総務常任委員会を担当することは今のところなさそうなので、
当該委員会において、議会としての考え方がまとめられることを
期待したいと思います。
③議会改革特別委員会について
会派が1つなくなりましたので
定数が1名減らされます。
④広報委員会の設置について
これまでは、議会報編集委員会で、
議会だよりのことだけを議論してきましたが、
それだけではなく、
ホームページの活用など議会の広報全体のことを議論する委員会とすることになりました。
⑤インターネット中継調査・研究プロジェクトチームの設置について
こちらも広報の話になりますが、
私たちの会派は、
インターネット中継の実施に対して消極的です。
というのも、
費用対効果が低いと見ているからです。
かなり昔の試算ですが、
約1000万円かかると聞いています。
それでどれだけの人に見てもらえるのか。
もう少し費用が抑えられて、
議会広報の効果の高い方法はないものか。
それらをもっと探るべきであると主張してきました。
他市の事例なども含めて専門的に調査をするために
設置されることになります。
⑥各種委員選考基準について
5月12日の記事で書きましたが、
市長や教育委員会が設置している審議会等に
議員が委員として選任される数が
大幅に削減されることになります。
法令で議員を選任することが決まっているものを除いて、
議員は審議会等の委員に選任されないことになります。
そして、
引き続き選任しなければならない審議会委員の選任方法に関するルールが決められました。
その方法についてはさらに細かいことなので、省略します。
以上が、議会改革特別委員会で決定したことの承認事項でした。

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