参議院議員の存在意義

2019年7月18日[カテゴリ:コラム, 選挙

参議院議員選挙戦もいよいよ終盤戦です。
すでに期日前投票を済ませた方も多いかと思いますが、
私は、基本的に投票日に投票に行くようにしています。

私は、兵庫県選挙区では、
兵庫県議会議員として4期16年の活動経験を持つかだ裕之候補が圧倒的に支持して頂けることを願って応援しています。
兵庫県は「日本の縮図」と言われています。
その兵庫県の政策論議をする県議会で、16年も経験を積んだ方なら、
きっと参議院議員として、その存在意義を自覚して、
現実的な政策論争、提案をしてくれると期待するからです。

また、
制度として分かりにくいとお叱りを受けるのが比例代表ですが、
私は個人的に、自由民主党のつげ芳文候補を応援しています。
地域の再生を第一に考え、
日本人が絶対に忘れてはいけない心、
「人と人の支えあい、人の心を大切にする」という政治姿勢、政策に期待するからです。

参議院議員選挙は、1度の選挙で2人も選べる唯一の選挙
と言っていいと思います。

参議院議員選挙の比例代表制度は、
非拘束名簿方式の制度が導入されてから18年が経ちましたが、
未だ理解が進んでいるとは言えません。
政党を選んだらいいのか、個人を選んだらいいのか。。。

政党支持者の場合、個人名を書いたら、
政党の得票にならないと誤解している方も結構多いのです。

衆議院議員選挙の比例区(政党を選ぶだけ)とはまた、異なる方式ですので、
余計にややこしいイメージがあります。

■参議院議員の存在意義

参議院選挙は、先般の地方議会議員選挙と同様
政権を選択する選挙ではありません。

政策の争点がはっきりしないときは、
候補者を選ぶ視点も有権者によって異なるかと思います。
兵庫県は3人区ですので、
自分が選挙に行かなくても、誰が3人に選ばれても、大勢に影響はない。。。
そういった理由で選挙に行くことに価値を見出せない方も少なくないかもしれません。

それでも投票に行って自分たちの代表を選び、
今の国民の意思を数字で示すことに意義があり、
その結果を国会議員が受け止めて、
また政治が展開されなければならないのです。

「ん?どこかで言ったことがある。。。」

参議院議員と地方議会議員は、どこか性質が似ているように感じます。
地方議会議員の存在意義が問われることがよくあります。
参議院もその存在意義が問われることがあります。
行政(市長及び市役所)に対する地方議会の役割が理解されにくいのと同様、
衆議院に対する参議院の役割も理解されにくいのだと思います。

「良識の府」とはいったい何なのか、衆議院とは違うのだということを、
国民に実感を持ってもらえるような取り組みが必要なのだと思います。
地方議会が、「二元代表制」とはいったい何なのかを
市民に実感を持ってもらえるような議会活動をしていかないといけないのと似ているように思います。

なぜ、衆議院選挙と違って
比例代表で非拘束名簿方式にしているのか。
小選挙区ではなく、中選挙区制をとっているのか。
一言でいうと、より多くの国民の意思を反映することができ、
国民がより細かく政策選択ができる選挙なのです。
有権者としては、それを利用しない手はありません。

是非とも、お誘いあわせの上、
投票に行っていただきたいと思います。

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