昨日のコラムでは、危機管理と情報公開について掲載しました。
行政は公表せずに隠そうとしても、やはり、医療機関は判明しつつあり、SNSでも情報が出ているそうです。また、その医療機関は休診しているそうです。
濃厚接触の可能性がある方には、保健所から連絡が入っている模様ですので、保健所からの連絡がない場合は、過度の心配はせず、とにかく、咳エチケット、うがい、手洗い、消毒の励行、人ごみを避ける等の基本的な感染防止対策を地道に実行するよりほかありません。
あと、市のホームページに掲載されているような症状が出たら、感染を拡大させないためにも、すぐに、保健所に(0798-26-2240)に連絡をしたいところですが、問題があります。
以下の報告内容の11番目の項目にありますが、フロー図はこのようになっているとのことです。
↑クリックすると大きくなります。
市から西宮市議会災害対策支援本部役員会議で配布された資料のコピーです。
一方で、帰国者・接触者相談センターに電話をする厚生労働省の基準は、このようになっています。
仮に、38度くらいの熱が出たときに、4日間、医療機関に行かないようにすることはできないと思います。もし、インフルエンザなら、すぐに医療機関で薬を処方してもらえば、熱は下がることが多いです。つまり、ほとんどの患者は、仮に感染していても、最初は最寄りの医療機関で受診することになると考えるべきです。
となると、すべての医療機関で他の方に感染しない対策を講じなければ、感染の拡大は防げない状態になっていると考えられます。
このような状況で、新型コロナウイルスの陽性が出た患者が、インフルエンザの患者数に比べて圧倒的に少ないということはどういうことなのか、適切に説明が欲しいところです。
あと、気になるのが、中小零細企業に対する経済支援です。(←クリックすると該当するコラムをご覧いただけます。)
以下の報告内容の8番目の項目にもありますが、連日、西宮市の商工課に問い合わせがある模様です。
分かりやすく一覧で示してもらいたいと要望していた資料を作成して頂きました。
市内事業者に対する経済支援に関する資料
↑クリックするとご覧頂けます。
昨日21時過ぎに、午前中に開かれた第3回の西宮市議会災害対策支援本部役員会議の報告が届きましたので、掲載致します。
もうほとんどご存じの情報ばかりで恐縮ですが、念のため。
=======本部会議からの報告内容(3月4日分)=======
西宮市議会災害対策支援本部役員会議報告(第3報)
本日、10時より第3回西宮市議会災害対策支援本部役員会議が開催され、本部長の挨拶の後、市長から昨日17時から開催された「第7回新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の報告と今朝8時から開催された「第8回新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の報告を受けました。資料的には、第7回の分も使いますが、説明は第8回のものについてされました。
報告
1.感染状況について (保健所)
昨日までの感染者1名他濃厚接触者も含め、容態に特に変化はありません。
2.PCR検査について
兵庫県で現在検査を実施している医療機関は、以下の3つです。
① 兵庫県立健康科学研究所(加古川市)
② 神戸市環境保健研究所
③ 尼崎市立衛生研究所
西宮市の検査実施件数については、今後結果が確定したものについて公表します。
3/1までに5件、3/2は8件、3/3は4件、計17件 うち陽性が1件
3.相談窓口について
☆新型コロナウイルス感染症に関する医療的な相談
(3/2 受付 141件、3/3 受付 79件)
☆新型コロナウイルス感染症に関する一般的な相談
(3/2 受付 179件、3/3 受付 73件)
4.留守家庭児童育成センターについて
昨日の利用率は、市全体で約50%程度(普段は80~90%位)です。
小学校の校庭使用は許可しています。
5.市立小学校臨時休業に伴う児童の学校での預かりについて
3月4日(水曜)正午に受付を締め切りますので、結果は、明日報告します。
6.議会から教育委員会に対する要望の回答
子供達への生活指導の徹底、「例えば、友達の家に集まることやカラオケ等の密閉された環境は避けてほしい。友達と公園で遊ぶことなどは認めてほしい。」という件については、学校に指示するとともに、補導委員にも見守りを依頼しました。
7.今後の議会(本会議、常任委員会、予算特別委員会)での当局への質疑について
今のところ従来通りで問題ないが、今後の展開によっては配慮が必要になります。
8.経済対策については、国の方針もあるので資料及びホームページを見ていただきたい。
3/2 に市内業者から商工課に18件の問い合わせがあり、3/3 にも同程度の問い合わせがありました。来週には緊急経営相談会を開催することを商工会議所と調整中です。
9.市の公共施設の休館などについて
特段のトラブルの報告はありません。
10.市役所体制について
①BCPの発動について、その意味などを全職員に向け、文書で通知しました。
②子供の育児などで出勤できていない職員が1割程度います。
③広報統制担当に市長室長を任命しました。
11.医療相談のフロー図について
お示ししたものは、ご意見を踏まえて検討し、わかりやすいものにして公表する。
12.その他議員からの意見・要望
・公民館の休館の広報を丁寧にしてほしい。
・ホームページを見られない高齢者などに配慮して、自治会の回覧板などの活用も考えてもらいたい。
・学校などが休校になっていることから、家庭での児童虐待を誘発する懸念があるので、対処を検討してほしい。
→関係機関・部署と協力し、個別に対応します。
・BCPが発動している現状での、当局から議会に対する議案説明の在り方について検討してもらいたい。
→状況に配慮して当局と議員が個別に判断することになりました。
・この会議の報告は、定期的にするのか。
→定期的に出す予定です。
・尼崎市のホームページがわかりやすい。西宮市も参考にしてもらいたい。
・休校による給食について
① 給食調理員の給与はどうなるのか。
→3月の出勤日は決まっているので、特に減額されることはありません。
② 食材の処分について
→業者と協議中です。市が引き取らざるを得ないものについてはフードバンクなどの活用も考えています。
・休校解除などの基準について
→ 国の終息宣言などが目安になると思いますが、今現在は決まっていません。
・アルバイトやパート等の補償について
→ 非雇用者についてはハローワークに相談してください。フリーランスなどの立場の方は、まだ政府の方針が出ていないのでいましばらくお待ちください。
・広報の仕方について議員として、どこまで公開してよいのかよくわからない。
→ 市長からは「会議の中で出たことは基本的に公開していただいてよいが、公開にそぐわないことも含めて報告しているので、その辺はご配慮いただきたい。今後、公開にそぐわない事柄については、そのように発言します。」との回答がありました。
・特別支援教室など支援を必要とする4年生以上の子供で家庭の事情で自宅待機が難しい場合はどこに相談すればよいか。
→教育委員会と健康福祉局で検討中ではあるが、現在、学校や特別支援教育課、こども未来センターが窓口になっているので相談してください。見守りをしていかねばならないと考えています。
・養護学校休校の対応はどうなっているか。
→ 休校以前より、学校と保護者が個別に相談する体制になっています。
・市内に親子で室内で集える場所はあるのか。
→ 基本的には、ないと思われます。
・貧困やネグレクトが疑われる子供に対する家庭へのケアはどうなっているか。
→ 個別に保護者と相談を学校で始めている。
13.イベントの中止について
4月5日開催予定の「さくらまつり」は中止します。
14.その他、やり取りがありましたが、詳細は各派代表者等にお聞きください。
15.次回開催日
令和2年3月5日(木)午前10時から
以上
=========ここまでが報告内容=======
西宮市の検査実施件数について、公表されるようになりました。
3月1日までに5件、3月2日は8件、3月3日は4件、計17件 うち陽性が1件とのことです。
3月1日までに5件。
陽性が出た方以外に4名の方が、新型の肺炎と似たような症状があったということになります。
やはり、情報開示は重要です。引き続き、注意してまいります。