幼児教育センターの設置をー親子の成長に向けて

2022年12月6日[カテゴリ:コラム, 幼児期教育

 令和元年12月議会一般質問において「幼児教育センター」を設置することについて提案していました。
 これまで市は、現在の「西宮市子育て総合センター」がその役割を一定果たしているとして、新たに「幼児教育センター」を設置することについては消極的な姿勢を示しています。

 しかし、私には現在の子育て総合センターが、西宮市全域での幼児教育の重要性の普及、市内の各施設での取り組みの充実支援という観点では、十分に機能しているとは感じていません。

 また、「西宮市幼児教育・保育ビジョン」を作っても、保護者も含めて、現場に携わる方々が知らなければ意味がありません。

 そこで、幼稚園や各種保育所、認定こども園でこのビジョンを共有し、現場で実践してもらうためにも、はっきりと「幼児教育センター」と位置付けた機能が必要と考え、改めて市の考えを問いました。

====本会議場での議論の概要====

令和4年6月議会一般質問

2. 幼児教育・保育ビジョンについて
イ)今後の実行計画
■質問の背景(田中まさたけ)

 ビジョンの実現には各施設や保育者の理解とスキルアップが不可欠であると考えます。
 公立、私立を問わず、市内の施設で働けば保育者としてのスキルアップが可能となるなど、(現在重要性が増している)金銭面での支援以外にも保育者にとって魅力的な環境をつくることができれば、保育士や幼稚園教諭などの担い手不足の解消にもつながることが期待できます。

■質問(田中まさたけ)
 子供が個性を伸ばしながら生きる力の土台を育むために、より現実的かつ効果的な幼児教育の実践を目指して、官民連携の下での「幼児教育センター」を設置し、ビジョンの理解促進や実践例の普及、事例研究によるビジョンの充実・発展、研修による保育者のスキルアップを図るべきと考えますが、市の見解をお尋ね致します。

■市の回答
 幼児教育センターは、幼稚園や保育所などの研修に関する支援や、小学校との円滑な接続に向けた連携を行う施設です。
 さらに、同センターに幼児教育の専門的な知見を有する幼児教育アドバイザーを配置し、各施設への巡回支援や教育・保育の内容、環境改善等への助言などを行います。
 このことから、幼児教育センターは、幼稚園や保育所など施設種別の枠を超えて一体的に教育・保育を推進する拠点となり得ることが期待できます。

 本市では、教育・保育に関する研修にあたって、子育て総合センターで実施する研修のほか、対象年齢に応じた専門的な研修及び実践研究を各担当課でも行ってきたところです。こうした子育て総合センターを中心とする教育・保育に係る研修・研究体系は、幼児教育センターとしての機能を一定果たしてきたものと認識しております。

 しかしながら、ビジョンをさらに推進し、質の高い教育・保育の実現に向けてより一層各施設の取組や質の向上に寄与する施策を検討していく必要があることから、現在検討を進めている今後の西宮市の「幼児教育・保育のあり方」の中で、幼児教育センターの必要性や官民連携のあり方などについて、他市の事例も踏まえて検討してまいります。

====ここまでが本会議場での議論の概要====

 幼児教育センターの必要性については、「他市の事例を踏まえて検討する」との回答がありました。

 今後は、幼児教育センターの設置を求めると同時に、現在の子育て総合センターが実施している事業の効果を検証し、不足している機能を補う事業の提案についても具体的に検討しなければならないと感じました。そして、一刻も早く、中身の充実に取り組まなければならないと考えています。

 今回は、保育者のスキルアップに着目しましたが、職員研修の強化以外にも、以前の一般質問で議論した通り、幼児期の子供を育てる保護者に対する子育て情報の提供(←クリックするとコラム「幼児教育研究センター(令和元年12月議会一般質問)」が開きます。)など、家庭での教育力の向上支援(←クリックするとコラム「家庭の教育力の向上のために④-幼児期の家庭教育支援」が開きます。)の強化も重要です。

 これからますます不確実性が高まると予想されるグローバル時代を、豊かに生きるために必要な力を子供たちが身に着ける「源」をつくる幼児教育のあり方、その幼児教育の普及、充実に向けた取り組みは急務です。

 さらに、力を入れて取り組んでまいります。 

Facebookでの投稿

■11月13日投稿

9日(水)から秋の火災予防運動が始まりました。
所属する建石分団では19時から 20時半くらいまで、担当地域を火災予防の広報をしながら団のポンプ車で巡回をします。
晩にスピーカーを使って広報をしていると消防局の方に「うるさい」と苦情が入るそうです。そうした情報を聞くと、団員としての士気にも関わります。団員の確保も課題となり、何のために消防団の活動をしているのか、高齢化、少子化、人口減少が進むなかで、一つ一つの活動の意義や効果を検証する必要があるように思います。
私は晩の会合や会議の予定は優先させてもらい、2日に一回のペースで出席しています。
本日13日(日)は、午前中に月例訓練も行いました。

■11月16日投稿

昨日15日(火)は、ポートアイランドのスケートリンクに行ってきました。
今月26、27日に、全日本選抜ショートトラックスピードスケート選手権大会が開催されます。
日本のトップ選手が集う大会が、兵庫県スケート連盟の主管で開催されるということで、役員の方々を中心に懸命に準備にあたって頂いています。私はプログラム冊子でのご挨拶を担当します。
そして、昨日は建替え前の老朽化した施設での環境づくりの裏側を少しだけ見聞きする機会を頂きました。氷のわずかな調整が選手に影響するので気を遣っておられます。
老朽化している西宮市立中央体育館で行われてきたプロバスケットボールの試合でも、施設面での対応に様々な苦労があったのだと思います。もう来年には、西宮ストークスは、このアイススケートリンクの横にあるワールド記念ホールに行ってしまいます。
残念の一言です。
晩は、秋の火災予防運動の最終日、広報巡回活動に出席しました。

■11月19日投稿

なかなか当たらないとご意見を頂いていた満池谷墓地の抽選会が、16日(水)に行われましたので、初めて視察してきました。
想像以上にアナログなのと、課長以下、市の職員さんが7名も付きっきりで抽選をしていたことに衝撃を受けました。私は一部しか見ていませんが、おそらく2時間以上かかっていると思います。
他の市営墓地に比べて交通の便がいいのと、2年か3年に一度の募集なので、全体的に倍率は高いのですが、広さや場所によっては申込みがないところも結構あります。
5回、6回とあたっていない方も少なくそうです。10年以上待たれている計算になります。
抽選のやり方を見直す必要性を感じました。

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