やりっ放しのお役所仕事から脱却できるかー幼児教育・保育ビジョンの進捗管理

2022年12月11日[カテゴリ:幼児期教育, 質問

 無計画の「場当たり的」な行政運営。
 効果の検証をしない「やりっぱなし」の事業推進。
 「縦割り行政」で仕事の押し付け合いをする市役所運営。
 公務員の「既得権益」を頑なに守り通す公務員至上主義。
 やらない理由を「できない理由」にすり替える技術は天下一品。
 多数の市民の切実な要望や課題に正面から向き合おうとしない「他人事」の政策推進。

 私はこれらを「お役所仕事」と呼び、市民から寄せられた切実な声、具体的な課題を取り上げて、歴代市長に対して改善を求め続けてきました。
 

平成22年6月議会(←クリックするとコラム「市営住宅の活用ー保育ルームとして」が開きます。)で議論した後に、待機児童解消ために市営住宅の空いている部屋を活用して設置された保育ルームですが、神原地域周辺を市政報告チラシを配布した際に撮影しました。

 やりっ放しはいけません。

 令和4年3月に策定された「西宮市幼児教育・保育ビジョン」もまた、策定しただけ終わって放置されることを懸念しています。
 西宮市は、〇〇計画や〇〇ビジョンと称する冊子を作成するところまではいいのですが、実際の政策運営においては、各部署が冊子を片隅において、忘れ去られているケースが本当に多くあります。
 私たち議員は、そうしたところもチェックするのが役割、作成した計画の妥当性を審査しその計画がちゃんと実行できているのかを検証して必要に応じて改善点を指摘するのが大きな役割の一つだと考えています。

 まだでき上がったばかりですが、完成したビジョンの進捗管理を行う体制についても令和4年6月議会で確認しました。

====本会議場での議論の概要====

令和4年6月議会一般質問

2. 幼児教育・保育ビジョンについて
ウ)進捗管理
■質問(田中まさたけ)

 今回のこのビジョンをつくっただけで終わってしまっては、これまで策定に携わっていただいた関係者の努力を無駄にしてしまうことになります。
 公立・私立、施設の種別を問わず、ビジョンに沿った取組みを実践していただくためにも、市は、市内の各施設の取組みの状況を把握しながら、着実にビジョンの浸透を図る必要があると考えますが、市の今後の推進体制をお尋ね致します。

■市の回答
 ビジョンの周知浸透を図るため、冊子を作成し、市内の幼稚園や保育所などで働く全ての保育者へ配付し、日々の教育・保育の活動に生かしていただくほか、園やそれぞれの団体で行われる研修資料としても広く活用していただくこととしております。
 また、公立・私立の設置主体や幼稚園、保育所などの施設種別を超えて、保育者相互の高め合いを目指した合同研修会の開催を検討しているところです。さらに、各施設の研修を担当する部署と公立・私立の幼稚園や保育所などの関係者で構成する推進会を立ち上げ、現場の研修や公開保育、子育て支援等の実施状況や課題などを共有し、ビジョンの取組を振り返り、改善していく機会を設けることも検討しております。
 
 ビジョンに掲げる理念の実現に向けては、具体的な取組みと進捗管理が欠かせないものと認識しており、教育・保育に携わる全ての方々や保護者の理解促進を図り、実効性のあるものとなるよう、質の高い教育・保育を実現していく取組みを着実に進めてまいります。

====ここまでが本会議場での議論の概要====

推進会を立ち上げて進捗を管理することを検討するとの回答を得ました。
市内で実践されている幼児教育をできるだけ可視化して効果検証を続けることで、子供の育ちの環境をより良いものにしていけるよう、今後も動向を注視してまいります。

Facebook投稿より

■11月23日投稿

20日(日)は、老人クラブの活動にお邪魔しました。まだ食事会は厳しいということで、一瞬のコミュニケーションですが、おでんのテイクアウトをされました。約1時間の間に、80食が完売ということでした。
その後、軟式少年野球大会の準々決勝の試合の様子を見学してきました。厳しい檄のもと、子供たちが必死でがんばっている姿を見て、少し目頭が熱くなりました。
晩は、妻の実家に行く途中、叡山電車でもみじのトンネルをくぐってきました。

本日23日(水・祝)は、 日曜日に観戦した軟式少年野球大会の決勝戦と表彰式が予定されていましたが、雨のため中止となりました。
午後からは、ポートアイランドスケート場の会議室で開催された兵庫県スケート連盟の理事会に出席しました。

■12月3日投稿

先日11月27日(日)に、全日本選抜ショートトラックスピードスケート選手権大会が、神戸市の神戸ポートアイランドスポーツセンターにて行われました。
兵庫県スケート連盟が主管で、現場でスピードスケートを見せて頂き、多くの方の協力のもと大会が開催できていることを改めて実感すると共に、無事終了できてホッとしています。

午後は、西宮市のなるお文化ホールで開催された「2022青春の音楽祭」を鑑賞しました。
今年で16年目で、県立西宮甲山高校の吹奏楽部と大人で始めた会だったそうですが、近年は高校の参加はなく、学校自体が統廃合される方向です。
大人は毎年、メンバーを募って吹奏楽団を結成して開催されていて、娘は高校卒業後も参加させてもらっているようです。
ウインタースポーツがシーズン本番を迎え、今年の私の芸術の秋は終了の予定です。

■12月5日投稿

昨日4日(日)は、太市八幡神社で行われましたしめ縄づくりに参加しました。太鼓台の虫干しも行われました。子供たちも楽しそうにしめ縄づくりに参加していました。伝統の継承はコツコツと続いています。
夕方は、西宮北口のプレラホールで開かれました硬式少年野球チームの卒団式に出席し、祝辞を述べる機会を頂きました。
今年の卒団生は、人数が少なく、中学校生活の最初から最後までコロナ対応に追われた年代の選手たちでした。
それでも明るく野球を続けた感動的な記録映像を見せていただき、卒団生と保護者、指導者との絆も感じることもできました。
そして、選手たちは野球や勉強以外のことをたくさん学んだ様子でした。
高校に進学して、また、思いきり野球をして、成長してもらいたいと切に願っています。

記事一覧