市内企業の育成ほかー第2回定例会報告

2023年7月30日[カテゴリ:その他政策, コラム

先日、48歳になりました。

 特に、4年前に5期目の当選をさせていただいた後は、コロナ禍を経て、あっという間に年齢だけを重ねてしまったように感じ、3年に及んだコロナ禍の時の流れは本当に大きかったと感じます。
 40代でこのように感じるわけですから、成長期の子供たちが失った時間は本当に大きかったであろうとつくづく実感します。
 今後は、行政には、子供たちに少しでも失った時間を取り戻せるように様々な経験ができるフォローをお願いしたいと思っています。

 また、今年は多くの方々にお祝いをいただきました。

 誕生日でした26日(水)に後援会の納涼懇親会を開催していただき、サプライズできれいなお花と写真をいただきました。
 翌日の27日(木)には、西宮甲山ライオンズクラブの例会があり、懇親会でお祝いしていただくとともに、帰宅後に自宅で家族でケーキをいただきました。


 さらに、28日(金)には、地域の方々との懇親会を開催していただき、その場でもサプライズでケーキを用意してくださいました。

 そして、フェイスブックでも多くのお祝いメッセージをいただきました。
 この場をお借りしまして、心から御礼申し上げます。
 今後、議員としてお役に立てるよう、さらに努力してまいりたいと決意を新たにしています。

 それでは、第2回定例会で可決した議案のうち、教育こども常任委員会で議論した内容をピックアップして掲載したいと思います。

教育こども常任委員会

⚫市立保育所にタブレット配備
 西宮市議会第1回定例会において、財産取得の件(タブレット端末一式)が承認されました。
 当初予算において、市立保育所に保育業務支援システムを導入するためにタブレット端末を計232台購入することが決まっており、今回の議案は、入札の結果タブレット端末を納入する事業者が決まり、3,001万5,535円で契約するという内容でした。入札における落札率(予定価格に対する落札価格)は72.01%だったそうです。

 また、この約3000万円の契約には、タブレット端末の5年保障、フィルタリングソフト等のソフトウエアに係る費用、キーボードやタブレット用スタンド、タブレット用ケースなどが含まれているとの説明がありました。

 1園あたりの配置台数は、
・ゼロ歳児クラスから2歳児クラスに各2台、
・3歳児クラスから5歳児クラスに各1台、
・登降所用に1台
 の合計10台を基本としているそうです。
 なお、公立保育所は23園あります。

 保育業務支援システムの主な機能は、保護者連絡、登降園管理、指導計画などの作成、保育記録等ができるそうです。このシステムが入ったタブレットを導入することにより、事務作業や保護者とのやり取りを効率化し、保育の質向上や保護者の利便性向上を図ることができるそうです。

 8月21日(月)に教育こども常任委員会の管内視察を行う予定をしており、現場での使用状況を確認に行く準備を進めています。

⚫工事請負契約締結の件(甲武中学校長寿命化改修他工事)
 こちらは、工事の契約に関する議案です。

 通常、工事に関する入札においては、市内に本店もしくは本社を置くいわゆる市内事業者を優先して行われます。しかし、その結果、2社しか入札参加の申請がなく、しかも、開札の結果、1回目の入札で予定価格の範囲内での応札がなかったため入札不調、後日、再度、2回目の入札で応札があった事業者と金額の交渉を行い、税込み13億460万円で仮契約を締結したという内容でした。
 予定価格満額での契約となります。

 建築に関する入札は、近年、公共施設の老朽化対策を実施する必要があることから、工事は増加しています。
 その工事を担う事業者を決定する入札における問題として、
①2社での入札で、入札が求める競争性が発揮できているのか
②予定価格を大きく上回る応札しかなく、市が積算している入札前の予定価格が妥当なのか

ということがあげられると思っています。
 西宮市においても、1回目の入札で決定できないケースが多発していると聞いています。入札不調と呼ばれています。
 物価高騰の影響もありますし、人手不足により人材の確保自体が困難になっていることも影響していると伺っています。

 公共施設の量を減らすことも真剣に考えなければならないですし、公共事業は大きな意味で民間事業者との協働なくしては成り立たず、そのパートナーとなる市内事業者の育成、人材確保のための支援策、入札のあり方についても見直しが必要であることは明らかだと考えています。 

 この議案について、市内事業者の育成、経済対策の観点から、2点の質疑を行いました。

===常任委員会での議論の概要===
1.工事車両の路上駐車に対する指導
■質問(田中まさたけ)

 まず工事車両についてですが、こちらは学校の工事に限らないことではありますが、(公共工事に関係する)車両に「~工事の車両」という表記の掲示を義務づけていますでしょうか。

■市の回答
 非常に小規模な場合というのは別としまして、このような大規模、通常の工事につきましては、車両の前にこの工事関係車両であるということを掲示するような形の指導はしております。

■意見要望(田中まさたけ)
 最近、路上駐車をしている工事車両を、特に朝の8時台が多いと感じますが、よく見かけるのですが、工事が始まる前に早めに着いて幹線道路の路肩にトラックを止めているというケースが多々見受けられまして(中には1車線を占領しているケースも見受けられます)、その点は、民間の工事であっても(地域へのご迷惑、道路の通行の観点から)注意をしていただきたいところなのですが、特に公共事業については、今回の工事も含めてしっかりと指導していただきたいと思っています。

 車両への標記の掲示につきましても、抜けがないかどうかというところも必ずチェックしておいていただきたいと思います。

2.市内事業者の育成(下請け事業者の育成)
■質問(田中まさたけ)

 先ほど指摘しました止まっているトラック等々の工事車両のほとんどは他府県ナンバーでした。どの工事に携わっている車両なのか掲示されていない工事関係車両でしたので、民間の工事である可能性が高いと今のところ推察はしております。
 そこで、今回の甲武中学校長寿命化工事の入札については、2社の入札ということで、これも市内事業者というところに限定といいますか、かなり条件をつけての入札になったとのことで、2社入札が果たして本当に競争性が発揮されているのかというところはまた別の議論になるかと思いますし、私も市内事業者の育成、活用というところは市としても進めていかなければいけないと考えています。
 その中で、元請企業に関しては一定市内事業者優先ということが浸透しつつあるとは思いますが、下請企業に関しては、市内事業者の活用に関する協力の要請についてはどのようにされているのかお尋ねいたします。

■市の回答
 確かに委員おっしゃるように、入札の相手様、資格につきましては、当然市内業者に配慮させていただく内容となっております。
ただ、下請業者様ということになりますと、当然その(元請け)業者様の御都合等、下請の状況等もございますので、我々としてははっきりと市内業者というところまでというところにはなるんですけれども、確かに、当然、委員おっしゃるように市内業者を優先的に入れていただくということに関しましては、市としてはそのほうが望ましいというふうには考えております。

 ただ、そのあたりは、現時点で下請を市内業者にしてくださいという、そういったところまでのこちらからの――契約の段階でということで申し上げますと、そこまでの御配慮というのは、なかなか現状としては難しいと考えております。

■意見・要望(田中まさたけ)
 あくまで強制するまでは、なかなか下請に関しては難しいとは思いますが、逆に入札の段階で、条件の中でそういった縛りみたいなところはある程度かけられるのではないのかと私は思っております。
 ましてや、(元請け企業をを決める)入札においては市内事業者を優先しているわけですから、下請についても御協力のお願いをしっかりすれば、それは元請さんにとっても受け入れていただけるような、御理解いただけることではないのかなと思いますので、市としても、その点、協力を要請するべきだということは申し上げておきたいと思います。

===ここまでが常任委員会での議論の概要===

 工事車両の路上での待機が気になっています。
 公共事業については特に、市内企業の方々に依頼しているわけですから、地元地域への影響に配慮していただいて、路上での待機をなくしていただきたいと思っています。
 また、民間の工事に関しても、一定規模の開発事業においては、開発指導の中で依頼をかけられないのか、対応を提案できるよう他市の事例を調査していきたいと思っています。

 長くなりましたので、補正予算については、次回以降のコラムで掲載したいと思います。

フェイスブックの投稿より

■7月10日投稿

 先週2日(日)の午前中に、西宮市の甲子園浜に設置された消防訓練施設で行われました消防団の合同訓練に出席しました。
内容は水防工法訓練で、土のうつくりと土のう積みの訓練に加えて、土のう袋や土がすぐに手に入らない時の簡易水防工法についても確認しました。
 訓練終了後帰宅し、ポスティングの準備をしている最中、火災出動要請の連絡が入り、再び、詰所に向かいました。
幸い、火災には至らず、すぐに撤収となりました。
 消防団員の欠員と高齢化が問題になっていて、常時、団員を募集していますが、なかなか課題が解消されません。

■7月17日投稿

 久しぶりの連休の初日の15日(土)は、朝のチラシ配付の後、勤労会館のホールで、硬式少年野球チームが選手の育成のために行ったメンタルトレーニングの様子を視察させていただきました。
 スポーツは技術の習得と同時にメンタルや言葉で自分のことを表現する力まで育成する時代です。大変難しい内容でしたが、選手の皆さんも参加された親御さんも、熱心にトレーニングを受けておられました。
学校教育の総合的な時間でも取り入れてもいい内容とも感じました。
 午後からは、ヒューイット甲子園で開催されたやまだ賢司衆議院議員の政経セミナーのお手伝いをさせていただきました。
講師が自由民主党副総裁の麻生太郎衆議院議員でしたので、厳重な警備のもとで行われました。そして私は、麻生先生の新神戸駅から会場までと会場から伊丹空港までの車移動のお供をさせていただきました。

 講演は、30分という大変短い時間でしたが、新聞報道等メディアがなかなか取り上げない視点で、自民党政権が、特に国際社会で果たしてきた実績について、現実の数字を使ってお話いただきました。関西とそれ以外の地域の感覚の違いも認識できました。
 国政でも、地方政治同様、メディアに頼ることなく、私たちの生活と政治の成果の関係性や、国民がそれを実感できるような説明を地道に重ねていく重要性を再認識しました。参加者の皆さんから、さらに口コミで広めていただけることを願います。
 ちなみに、最近批判を受けることが多く、支持率が低下している現在の政権ですが、特にリーダーシップ、実行力という観点で、実績を褒めておられました。

■7月19日投稿
環境学習都市宣言20周年。

 16日(日)に、西宮ビーチリゾート(西宮旧港の砂浜)において、一般社団法人チャイルドBASEさん主催で開催された「SUNフェス」というイベントに伺ってきました。たくさんの若者や親子でにぎわい、海に入って遊ぶ子供たちもたくさんいました。
そして、「チーム御前浜・香露園浜里浜づくり」の一員として、海の日に、子供たちにきれいな海をプレゼントする企画「ブルーサンタ」の取組みに参加し、当日の呼び掛けで集まってくれた数組の親子と一緒に、御前浜の砂浜に落ちているプラスチックごみを拾い清掃しました。
 西宮市は、このイベントを後援していましたが、環境学習都市宣言から20年の節目を迎えた年に初めて西宮で行われたイベントですから、西宮市も啓発プースを出させてもらえばなおよかったと感じました。

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