10年・20年先を見据えた政治

2015年4月26日[カテゴリ:活動報告

たった1週間の選挙戦、
いよいよ、投票日となり、あとわずかで締め切られます。

限られた時間の中で、
一人でも多くの方に、私の思い、政策を聞いていただけるよう、
頑張ってきました。

私の市議会報告41号のタイトルにもしましたが、
「10年、20年先を見据えた政治」が大切なのだということを
市内各所で訴えてきました。
平日のお昼間は、ほとんど有権者がいないという状況ですから、
個人演説会を開催して、集まってもらいました。

その個人演説会には、
東京から野田聖子衆議院議員に駆け付けて頂き、
山田賢司衆議院議員、北川県会議員、吉岡県会議員にも
お越し頂いて、
多くの方に集まっていただいて、
プレラホールで開催しました。

集まっていただいた方には、
市内の方に伝えてほしいということもお願いしました。

どこまで理解してもらえたのか。。。
結果がもうすぐ出ます。

10年20年先を見据えた政治。
そんな先の事どうでもええ、
それより、目先のことをちゃんとしてくれ!
そういった声をよくもらいます。

確かに目先の課題にも取り組まなければ始まりません。
それらの課題に取り組むと、
おのずと、これから先のことが不安になり、
10年先のことを考える重要性を実感せざるを得ないのです。

だから、
私たち政治家をそれを有権者に説明していかないといけないと思っています。

これまで3期12年活動させてもらった経験上
議会での問題提起から効果が発揮されるまでに7年~10年かかってます。
一例ですが、項目ごとに見てみたいと思います。

○財政改革(10年/一定の成果)
・平成15年7月議会
 これまで2次にわたる財政改革を進めながらも、
 平成20年度までに321億円の財源不足となる試算に対して問題提起
 一層抜本的な財政改革を実施するべきと提言

・平成17年2月 第3次行財政改善実施計画策定
↓ 4か年計画を実施
・平成20年度末 財政効果額累計280億円

・平成25年度決算 
 借金は約1600億円となり、ピーク時の半分近くになりました。
 貯金は約216億円(平成15年当時38億円)に増加

○公的資産のアセットマネジメント(10年以上/始まったばかり)
・平成18年12月議会 
 学校・市営住宅・公民館などの公共建築物、
 水道管や下水道管、道路などの社会インフラの老朽化対策のためのアセットマネジメントの導入を提言

・平成24年12月 「公共施設マネジメントのための基本的な方針」を策定

・平成27年4月現在、公共施設適正配置審議会で議論、計画は未策定

○子どもの居場所づくり(5年/進行中)
平成22年12月議会 放課後子ども教室の充実について提言

平成27年度 市が、新放課後事業プランを実施することを発表

これから1年間、モデル実施後に本格実施

○留守家庭児童育成センター(5年/進行中)
・平成22年12月議会 
 留守家庭児童育成センターにおいて
 4年生以上の長期休業中の受け入れを提言の老朽化対策

・平成27年 国の子ども子育て新制度が実施されるに伴い、
 西宮市でも、長期休業中の4年生の受け入れがモデル実施されることに。

○総合的な交通政策(7年/始まったばかり)
・平成20年12月議会 交通政策が不明瞭であったことから、まずは計画策定を提言

・平成25年 西宮市総合交通戦略の策定に着手

・平成27年度~10年程度の期間で計画的に交通政策が展開される見込み

○スポーツ推進政策(5年/始まったばかり)
・平成20年3月議会
スポーツ推進施策の今後のビジョンの欠如を指摘し、
スポーツ振興計画の策定を提言

・平成25年度 スポーツ推進計画の策定

・平成26年度~10年間の計画開始

○幼児期の教育・保育の充実(6年/未実施)
・平成21年12月議会 幼稚園教育の充実をめざし、
 「幼児教育振興アクションプログラム」の策定と幼児教育のあり方を議論する場の設置を提言

・平成22年7月~ 幼児期の教育保育審議会が設置され議論開始

・平成27年現在、アクションプログラムは未策定

○市の医療政策の計画的推進(2年/まだまだこれから)
・平成25年12月議会:市保健医療計画の策定を提言

・平成27年 医療計画の策定作業開始の見込み
(これは、受け入れられるまでが早かったです)

○登下校時の安全対策(11年/一定の成果)
・平成16年12月議会 IT技術を活用した登下校時の安全システムの導入を提案

・平成23年度~ 16校でサービスが開始されて以来、
 順次、各小学校で携帯電話のメール配信システムを導入

・平成27年3月現在、39校で導入

○補助金制度改革(7年/進行中)
・平成16年12月議会 
 新たな地域活動への補助金の財源確保のために、既存の補助金制度の検証制度の導入を提案

・平成23年度~第3者機関による補助金の効果検証が開始されるとともに、
 新たな協働事業に対する補助金(公募型補助金)も拡充されました。

○西宮市立中央病院の経営改革(10年/始まったばかり)
・平成15年7月議会で経営改革に関する提言
・平成15年12月議会にて地方公営企業法の全部適用(経営責任者の明確化)を提言
↓二転三転の議論を得て
平成25年4月 地方公営企業法の全部適用による経営開始

以上の経験を踏まえて、
問題提起してから効果を発揮するまで
10年はみておかなければならない、
逆にいうと
10年、20年先を見据えた政治を選択することが、
「未来に誇れる西宮をつくるのだ」という訴えをしてきました。

上記の各項目は、
これまで発行した市議会報告チラシ、活動記に掲載して
街中で配布し続けてきました。

再選できましたら、
また、常に市政の現状を報告し続けます。

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