西宮市応急診療所

2015年1月4日[カテゴリ:医療・福祉, 医療政策

あけましておめでとうござます。
本年も頑張ってまいります。
宜しくお願い致します。
さて、
私たちの仕事には、
年末年始だからといって、
特別な休みというものは特にありません。
大晦日は、消防団の年末警戒で夜まで活動し、
元旦は、早朝5時からの集会に参加して、
新年の抱負を述べることから始まります。
毎年、元旦には、
集会から帰ってから家族とともに氏神様に初詣をし、
2日と3日に、私と妻の実家への挨拶廻りをする際に
実家の氏神様と崇拝神社に初詣に行きます。
長女は、高校受験を控え、
おみくじを引き、
見事「大吉」。
なんとか、志望校に合格できればと祈っています。
そしてなんと、
真ん中の長男が、
2日と3日の2日連続で「1番の大吉」を引き、
大変喜んでいました。
私自身、「1番の大吉」を始めてみた上に、
2日も続くとは、なんと縁起の良いことか。
しかし、
その直後、その息子はインフルエンザを発症し、
ただいま寝込んでおります。
残念。。。
予防注射をしていたので、
比較的軽くすんだのでしょうか、一時は、39度6分まで熱が上がり
非常に心配しました。
ということで昨晩、
西宮市応急診療所にお世話になりました。
特別な休みがないのは、
当然、私たちの仕事だけではありません。
消防や医療関係の仕事をしている方々も
多くの方は、ありません。
休みの日にお医者さんに診てもらえる環境というのは
本当にありがたいことです。
今は、まだ熱は38度を超えていますが、
頂いた薬を飲んで静かに寝ております。
今年は寒波の襲来とともに、
かなり、インフルエンザが流行している様子です。
年末の消防団の警戒の際にも、
関係者から今年は本当に多いよと聞いていたのですが、
昨晩は20時の時点で
内科が32人待ち、
小児科が17人待ちと
その多さを実感しました。
医師が3名体制で対応してくれており、
受付から診察までに約1時間。
会計をして薬をいただくまで1時間半。
一人4分くらいで診察してもらっている計算です。
医師、看護師、薬剤師の皆様は、
お正月とか関係なく、むしろいつもよりも忙しく、
懸命に業務をこなされていました。
本当にありがたいことです。
応急診療所の待合場所は、たいへん狭く感じられ、
高熱を発症していると思われる患者さんですら、
全員が座れないくらいです。
子どもの場合は親が付き添うので、なおさらごった返します。
ハコには、限りがあり、
診察室も3部屋しかありませんので、
医師を増やしての対応をお願いすることもできません。
駐車場も狭く、
路上に待機する自動車が並んでいました。
銀行のように、診察順の番号札が配られ、
待ちの状況、診察中の番号が、
待合室のみならず外から携帯電話でチェックできるシステムも
採用されていることを知りました。
https://www.neconome.com/110191/index.html
このIT技術によって、
自分があとどれくらいで診察が受けられるのか知ることができ、
車で来ている人は車で待てるようになりますし、
何よりも、「いつまで待たされるのだろう」という精神的負担を軽減してくれます。
感心しました。
息子に付き添いつつ、
年始の患者さんの多さを目の当たりにして、
休日夜間救急の充実に向けて、
さらに取り組まなければならないと実感しつつ、
息子も
おみくじ通り、
早く全快してくれることを祈っています。

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