西宮タウンミーティング

2009年4月13日[カテゴリ:お知らせ

先ほど、
事務所にFAXが入りましたので、
お知らせします。
市は、
「西宮タウンミーティング」を開始するとのことでした。
局長陣が地域に出向き、
地域の課題や問題点などを聞いて議論することで、
市民とともに進める参画と協働のまちづくりを
推進するのが目的だそうです。
タウンミーティング終了後、
地域への回答も出来るだけ早急に行い、
さらに年度末には、
次年度予算等への反映状況を踏まえた回答を行っていく予定だそうです。
かなり実現性の高い陳情会になるかもしれません。
日程は、
5月25日(月)塩瀬地区
5月27日(水)甲東地区
5月29日(金)本庁北東地区
6月1日(月)瓦木地区
6月3日(水)鳴尾地区
6月5日(金)本庁南東地区
6月8日(月)山口地区
6月10日(水)本庁北西地区
6月12日(金)本庁南西地区
時間は、いずれも18時30分~20時30分を予定しているそうです。
場所は、後日にお知らせがあるのだと思います。
参加できる団体(予定)は、
①連合自治会等の団体
②青少年愛護協議会
③スポーツクラブ21
④子ども会協議会
⑤青少年補導委員会
⑥社会福祉協議会
⑦民生委員・児童委員会
⑧PTA協議会
⑨コミュニティ協会
だそうです。
御期待いただきたいところですが、
またもや財政状況が悪化しつつある状況の中で、
ただでさえ西宮市役所が不得意な
事業の取捨選択を一層迫られることが容易に想定されることから、
参加者をシラケさせずに
持続可能な取り組みとできるかどうかが気がかりです。
パブリックコメントがいい例です。
せっかく市民が意見を出しても、
ほとんどが聞き入れてもらえないからか、
意見の数が減ってきています。
そして、
実現性の問題ですが、
議員という45人の市民の意見だけでも
委員会での意見も含めればものすごくたくさんあります。
そのうち、
政治ですから、与党議員の意見を尊重することで、
意見が取捨選択されている様子です。
それでもまだ実現できていないことが多数存在しています。
そのようななか、
さらに多くの市民から意見を聞いて、
どのような尺度・基準で尊重すべき意見を決めるのか、
ある程度明確にしなければ、
すべてが、行政の主観で決まる状態になります。
この基準を示すべきであることを、
私は本会議で主張してきました。
たとえば、
①根拠となる法令や条例があるかどうか
もしくは、実現することで、法令や条例に違反しないかどうか
②実現するための予算規模
に対する受益者数の規模(公益性)
③市民との協働の有無
などです。
それらが、示されていないのです。
もしくは、行政の意思決定過程(議論)をオープンにしてもらえれば、
基準はおのずと明らかになります。
私は、
議会が公式に市民の意見を吸い上げて、
行政に訴えていくのが、
理想の姿であると思ってきました。
陳情・請願の制度は、その一翼を担ってきたのだと思います。
陳情や請願の賛否の意思決定過程は、
誰でも議事録を見ることができますので、
オープンな状態で意志決定されます。
そして、
こうした直接的に意見を聴く活動も、
本来は、議員・議会が行うべき行動・活動なのだと考えていました。
他の市議会では、
議員個人個人の活動だけではなく
議会自体が公式にこうしたことを始めたところもあります。
しかし、
西宮市の場合は、
市が直接やってしまおうということですから、
わざわざ陳情書を作って議会にかけるという面倒くさい手続きに、
どのような意味を持たせるのか、
議員は考えなければなりません。
そして、いよいよ
市民が
一人当たり約1500万円もかかっている議員に求める成果とは、
いったい何なのか、
もっと真剣に問われなければなりません。
今後一層、
議会の役割を考え、
行動したいと考えています。

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