議会運営委員会における協議と常任委員会の活性化

2010年6月8日[カテゴリ:議会改革

協議内容について大まかにまとめると
・市長の辞任を発端とする市長選挙や補欠選挙に伴うこと
・フレンテ問題特別委員会の終結の問題
・新たな特別委員会の設置に関すること
・友好都市紹興市に関連すること
・6月議会での役職選挙に関すること
・議長や副議長になった際の一般質問の交代に関すること
・政務調査費に関すること
などが挙げられます。

これらは、
各委員が会派を代表して意見を述べ、議論をするので、
議論の結果、全会派の意見が一致しない場合は、
ほとんどの案件が、会派への持ち帰り事項となり、
結論を出すのに相当の手間と時間がかかっています。
それらの手続きについて
一定理解できるものもありますが、
会派を代表して出ることになっているのですから、
その場で決断する委任ももらってくるなどして、
もう少しスピーディーに結論を出せないものかと感じています。
大事な議会改革に関する案件が
先送りにされる元凶にもなっているように感じています。

そして、
もうひとつ、議会運営について問題点が指摘されています。
4つの常任委員会の活性化についてです。
常任委員会の閉会中の審査は非常に少ない状態になっています。
この2ヶ月半の間の開催はゼロです。

病院問題は、現在の市において圧倒的に大きな問題であり、
特別委員会設置して、
集中的に議論すべきであると議会改革特別委員会でも主張してきました。
他にもさまざまな課題が山積しています。
まだ、特別委員会を設置すべき問題にまでは発展していません。

問題化する前に、常任委員会において
そうした特定の課題について、閉会中に市からの報告を求めて
議論・意見の投げかけを行うべきであると考えています。

現在は事実上、委員長にその判断を委ねられています。
しかしそれでは、
人によってその特定の課題の重たさが違いますし、
わざわざ開いても議論にならない可能性を秘めていることなどから、
4年前に委員長を経験した際にも感じましたが、
市から開催を要求されない限り、開きにくいのが現実です。

ですので、
「必ず月に1回は開かなければならない」といった
明確なルール付けでもしなければ、
現状を打破できないと思われます。

また、
国がやっている事業仕分けのような形で、
常任委員会で特定のテーマを決めて公開性を高めて行うことも
一つのアイデアであると思っています。
本会議でのやり取りを録画中継するよりも
よほど関心を持っていただけるように思っています。
引き続き、
議会運営委員会の委員として、
必要に応じて、機会を見つけて発言してまいりたいと考えています。

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