公園での防犯対策として、
防犯カメラの設置の必要性について
平成27年12月議会一般質問で議論しました。
公園の規制緩和の議論の続きです。
↑こちらをクリックしてご参照ください。
======ここから、本会議場での議論の概要======
1.子育て・教育環境の向上について
イ)公園の規制緩和と安全対策
■質問の背景・田中の考え
子供たちが公園で思い切り遊べないのは、
球技禁止の影響だけでは当然ありません。
公園は、周辺からの死角となっていることが多いため、
子供が犯罪に巻き込まれる可能性が低くないという不安感が
浸透していることが考えられます。
また、
夜間の中高生を初めとした子供のたまり場となり、
周辺住民に迷惑をかけている事案も少なからず発生しています。
こうした状況を鑑みると、
公園の防犯や補導体制を強化する観点で、
一定の基準を設けて市が防犯カメラを設置するべきと私は考えます。
■質問
防犯カメラの設置に関する助成金制度を新年度に開始したとしても、
地域の経費負担が大きければ、カメラの設置が進まないことも予想されます。
子供たちが安心して遊ぶことができる公園環境を整備する観点から、
公園管理者である市が防犯カメラを設置するべきと考えますが、
市の見解をお尋ねいたします。
■回答
現在、公園の防犯対策としては、死角ができないよう、
樹木の剪定などにより、見通しの確保に努めているところでございます。
公園を含む公共空間に防犯カメラを設置することは、
プライバシーに関する配慮のほか、
地域住民の合意形成や
撮影された映像の管理・提供方法などのルールづくりなど、
さまざまな課題がございますので、
慎重に対応する必要があると考えております。
市と致しましては、
今後、周辺の自治会などから
公園への防犯カメラの設置の申し出がございましたら、
来年度より導入を計画している新たな補助制度の活用も含めて、
協議調整を進めてまいりたいと考えております。
■まとめ・要望
防犯カメラの設置については、
かたくなに市のほうでは、
設置しないということで方針を固められているようですけれども、
何か事件が起こらないと動けないようでは困るということで、
住民さんの要望に応じて
協議していくという御答弁をいただきました。
住民の皆さんにとっても、ある程度公共の場、
特に市が管理している公園の安全管理に対して、
どこまで地域が費用負担できるのかというようなことを考えたときに
まだ新たな補助制度については明確になっていないなかで、
補助制度ですから、一定の地域の負担を求めるということを想定して
発言をさせていただいているのですが、
地域の負担が大きければ、
カメラの設置はなかなか進まないのではないかということを懸念しています。
道路についてもそうかもしれませんが、
公園で何か事件が起こった場合には、
公園の管理者である市の責任を問われても仕方がないと思います。
ですので、
一気に全公園にカメラを付けることはできないと思いますが、
一定の基準をつくって、
例えば、死角になっていて危ないと思われるところからでもいいので、
防犯カメラを市が設置することについて検討していただきたいと要望すると言いますか、
これはすべきだということで指摘をしておきたいと思います。
=======ここまでが本会議場での議論の概要=======
防犯カメラについては、
頑なに、市としては設置しないという方針を固められているようですが、
何か事件が起こらないと動けないようでは困ります。
引き続き、
民間の事業者との協働、
例えば、防犯カメラ付きの自動販売機などの設置によって、
カメラの設置が進められないか、調査を進めてまいります。
■最終目標
●犯罪が起こらないまち
●安心して遊べる子供の居場所づくり
■講じるべき手段の一つ
●公園での防犯対策の強化、防犯カメラの設置