平成23年度包括外部監査結果報告書 子育て支援 抜粋
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平成24年3月議会での
包括外部監査に対する質問の内容を以下に掲載します。
======ここからが、本会議場での議論の概要=======
平成24年3月議会質疑より。
■田中の主張
60ページの(包括外部監査人の)御意見の中で、
民間委託や民間事業者の参入を進めるべきであると指摘されておられますが、
一方で、待機児童の解消を図った後に
公立保育所の閉所という現在の市の方針に沿った取り組みを進めることが必要とされております。
待機児童の解消というのは、
報告書にもありましたが、今のところ平成25年の4月を目標とされております。
しかし、これまでの動向を鑑みますと、まだまだ達成に疑念がありますし、
そもそも公立保育所を閉鎖できるまで、
そのような状態になるまで利用者数が落ちつくまでには
どの程度の時間がかかるのかは不明な状態であります。
これではいつになったら民間移管が進められるのか、
めどが立っていないということで、
民間移管の単なる先延ばしの方針と言わざるを得ないと私は考えています。
つまり、
監査人さんの御意見を実現するめどが立たないことを意味していると私は思っています。
■質問
私は、待機児童の解消と民間移管を同時に進めることが可能と考えておりますが、
監査人さんの御見解を伺います。
■包括外部監査人の回答
待機児童の解消の中で、
民間委託とか民間事業者の参入を進めるべきというところなんですけども、
これにつきましては、
私としましては、待機児童の解消をしながら、
民間委託も同時並行的にやっていけるんではないかなと考えております。
確かに、一定の時期が来たら待機児童の解消が絶対できるかというても、
なかなかそれもわからないところもありますので、
民間委託のほうも進めていかれたらどうかなというふうに考えております。
■意見・要望
先ほど監査人さんから、保育所の事業費の見直しにつきましては、
一定、消耗品や備品といったところの見直しもということだったのですが、
今、かなりぎりぎりのところということもありまして、
これ以上やると、やはり子供たちに影響が及ぶといったことも考えられます。
ですので、
結論と言ったらいいのかどうかわかりませんけれども、
私も、人件費の見直しか、もしくは民間委託のほうをきっちり進めていくべきと考えます。
公費投入額が(民間保育所と比較して)大きいということは、現実でございますので、
その適正な投入額というものの基準値というのはないわけですが、
やはり誰が見ても高すぎるという状況にあると思いますので、
先ほど監査人さんのほうからも、
今進めている市の待機児童対策と民間委託は同時にできることであると御答弁もありましたことから、
そういったところも踏まえて市は取り組んで頂きたいと思います。
========ここまでが、本会議での議論の概要=========
待機児童の解消と公立保育所の民間移管は別の取組み、
同時並行で進められると、監査人からも認められました。
今後、さらに効率的な行政運営を目指して、
市に対して、論理的に指摘してまいりたいと思います。