平成17年9月議会では、家庭で保育をしている(在家庭の)乳幼児と保護者の室内での居場所づくりについて取り上げて議論しました。
平成22年12月議会では、保護者からの相談に基づいて、小学生を想定して、子供の居場所づくりについて議論しました。
一言で、子供の居場所と言っても、いろいろな場所が考えられます。
そこで、質問時間の都合もあり
・留守家庭児童育成センター(学童保育事業)
・放課後子ども教室
・子供の遊び場(児童館/公園)
に項目限定して議論しました。
本会議場では、まず、今の西宮市での、子供の居場所づくりの必要性について述べました。
=======ここから本会議場での発言=======
平成22年12月議会一般質問
1.子供の居場所づくりについて
■田中の考え
少子化や核家族化の進行、共働き世帯の増加、共働き世帯は、内閣府によりますと、平成20年で雇用者世帯の約55%となっているそうです。
そして、子供たちが犠牲となる事件、事故の多発を背景に、放課後の安全・安心な居場所の確保が強く求められております。
また、現代の都市部で育つ子供たちは、自由に遊びことのできる空き地などの空間が減少し、ゲーム機やパソコン、インターネットなどの普及によって、屋内で過ごす時間が多くなり、また、塾や習い事で忙しい子供が増加したこともあり、子供の成長に欠くことのできない子供同士の遊び、多様な体験の機会が失われてきていると言われております。
こうした環境は、学力や体力の向上にも悪影響を及ぼしていると考えられます。
これまで西宮市においては、多種多様な子育て支援や青少年健全育成事業を展開して頂き、私たち子育て世代にとっては大変ありがたく、感謝をしている次第です。そして、これからも、「文教住宅都市」として、「子育てするなら西宮」を標榜する市として、地域の人々との触れ合いや異年齢間の交流のある生活体験、屋外での遊びや活動ができる機会、場所を提供することで、コミュニケーション力の育成、子供の生きる力、創造性豊かなの心の醸成などを支える取り組みを一層推進して頂けることを期待しております。
=======ここまでが、本会議場での発言の概要=======
次のコラム以降で、具体的な市との議論を掲載します。