10月7日(水)に、小学校の体育発表会がありました。
今年度の運動会が中止となったことにより、体育発表会として開催され、密を避けるために学年ごとに競技が行われることになりました。私は保護者として6年生の競技を参観したのですが、1学年だけが運動場に出て、競技はオリジナル体操とリレーのみ、所要時間は1時間という内容でした。下級生の競技を応援することはできず、他の学年は授業中ですので、応援合戦も当然なく、スターターも先生の地声で行われ、競争の際の音楽もなしです。
先日見学させてもらった中学校の体育大会とは雰囲気が全く異なり、授業参観そのもので、小学校生活最後の運動会の中止、新型コロナウイルス影響の重さを改めて実感する内容でした。それでも、子供たちからは、開催して頂いた先生方と参観に来た保護者に対する感謝の言葉が述べられ、しっかりと仲間の応援をし、短時間でも「今できることを考えて、全力で臨む」という姿勢も伝わってきました。近い将来に新型コロナウイルスが克服され、これがまた、いい思い出になることを願います。
このように、大人は感染防止対策を講じつつ経済を回し始めて数ヶ月が経ったこの時期でも、様々な意見や事情、安全を考慮して、感染防止対策を講じての運動会をも断念した学校、地区運動会の開催を見送った地域がたくさんあるのです。にもかかわらず、春先の、新型コロナウイルス感染症が得体のしれない感染症として扱われていた中での学校の一斉臨時休業の対応すら、後になって専門家から「疫学的にはほとんど意味がなかった。」などという無神経な評価がされ始めました。運動会のこうした対応についても、後になって評価するのは、なしにしてもらいたいものです。
次は修学旅行。
市内の市立中学校では、学校によって形態は異なったそうですが、全ての学校で実施したと伺っています。市立小学校でも、すでに実施した学校もある様子ですが、これから実施予定の小学校もあります。
7日(水)の午前中の体育発表会終了後は、通常の授業があり、授業終了後の15時から、体育館にて修学旅行の説明会が実施されました。こちらには、私は参加できませんでしたが、今年の6月議会一般質問(←クリックすると7月23日のコラムが開きます。)で提案した通り、出席できない保護者のためにオンラインでの対応もなされました。残念ながら、その連絡を頂いたのが直前となり、オンタイムでは見ることはできませんでしたが、後日、動画が見れるそうですので、確認したいと思います。
今年の修学旅行は、感染防止対策を講じるために例年よりも費用がかかることが予想されるなか、国のGOTOトラベル事業を活用して、ほぼ例年通りの負担金で実施して頂けるかもしれないと聞きました。感染防止対策の他、子供たちの安全、保護者の負担にも気を遣いながら準備して下さる先生方を始め、関係者の方には本当に感謝と敬意しかありません。
子供たちにとっても、感染防止対策を講じながらの修学旅行ができるのもまた、いい経験になるのではないかと思っています。何とか、無事に修学旅行が実施できることを祈るばかりです。