フレンテ西宮のテナント募集開始

2009年5月29日[カテゴリ:商工政策

本日から、
JR西宮駅前の商業ビル「フレンテ西宮」の
2,3階部分のテナントの募集が始まりました。
7月10日までの募集となるそうです。
面積は、
2階が約819坪、
3階が1006坪だそうです。
そして、
物品販売系の店で、
2,3階を一括で
もしくは、少なくとも1フロアを丸ごと借りてくれるテナント
という条件付きです。
細かい条件については、
市のホームページを見てください。
先日来
このブログでも掲載していますが、
コープこうべの撤退に伴い、
2,3階部分を市の外郭団体「西宮市都市整備公社」に購入してもらい
西宮市がその部分を借りて、さらに「借り手を探して」…
の段階の手続きが開始されたことになります。
ちなみに、
西宮市都市整備公社が床を買うにあたって
必要となるであろう
銀行借入に対する債務保証や
市が床を借りるための賃料等の補正予算については、
来月19日から始まる6月定例議会で審議される案件になる予定です。
つまり、
借り手の候補が出てきても
それらが議会で可決されたら契約成立という
条件つきの募集となります。
乗降客が非常に多い駅前の商業ビルですから、
立地的には魅力があるように思われます。
しかし、
建物の構造や2,3階部分という条件、
高いといわれている賃料や管理費などの条件が
商業ベースに乗るのかを心配しています。
6月定例会で審議する際には、
市の財政に損害を与えることのないように
一定の採算を見込める形で、
本当に魅力的な借り手が見つかるのかが、
今回の施策の是非を判断するポイントの一つになると考えています。
それが、
議案の採決を行う時点では、
一定の結果が出ていることになるため、
判断がしやすくなると思っています。
少し話は変わりますが、
先々週に、
フレンテ西宮の駐車料金が
100円/30分、「1日最大600円」
というチラシが入っていました。
地球温暖化防止の観点から、
公共交通の利用促進のために
「パーク&ライド」という政策が全国的には普及しつつあります。
私が初当選した平成15年に、
新潟県長岡市での委員会視察で知った政策でしたが、
都市部では土地代が高いため、
市が行う政策としては、
コストがかかりすぎて実施困難であると感じた記憶があります。
西宮市では、始めての取り組みだと思いますので、
どのような効果をもたらすのか注目したいと思います。
近くにある公共駐車場など近隣駐車場への影響や
フレンテ西宮の駐車場のだけに
完全に民間企業の取り組みなのか、
財源は、どうなっているのかなども不明です。
市の玄関口とはいえ、
ダラダラと市税を投入することになるような
負の遺産化は避けなければなりません。
引き続き、調査を続けます。

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