一般質問を終えてー平成22年6月議会

2010年7月9日[カテゴリ:活動報告

先般の6月議会で行った
一般質問の結果報告をします。

質問の概要、市の回答の内容については、
「議会での発言」のページに掲載しますので、
こちらのコラムでは省略します。

先日のコラムで
一般質問の内容の告知と合わせて、
準備段階の状況と心情を掲載しました。
初めは47分という時間でしたので、
質問して、回答を受けて終了。
というシナリオでした。

しかし、
会派の先輩方から時間をいただき、
結果的に63分もの時間になることが前日に確定しました。

補助金制度の透明化に向けた改革に関しては、
仕事量が増大することを懸念してか、
打ち合わせ時の担当者の反応は極めて消極的でしたので、
再質問も用意していました。

しかし、
予想に反して、市長や局長からは、
5年間の放置を取り戻すべく検討の内容や期限も明確にされ、
相当前向きの回答が返ってきました。
再質問による追求の必要がなくなりました。

補助金の意義、効果、使途など
近いうちに透明性が向上するものと期待しています。

ちなみに、
本市の議会での市の答弁として
「検討する」→実施の方向。
「調査研究」→調査はするけど、実施できるかどうかはわからない。
「長期的な課題」「研究する」→ほぼ実現不可能。
「困難」→今のところできない。
との暗黙の認識になっています。

先輩からは、「5年の放置などまだまだ甘いよ」
と言われたこともあります。
確かに何十年も未解決の課題もあるわけですから、
その通りかもしれません。

ですので、せめて本会議で「検討する」といった以上は、
検討の進捗状況や長期間実現できていない理由の報告が、
1年に1度くらいはあってしかるべきだと思います。
「調査研究」についても、調査の進捗は報告が欲しいところです。

限られた質問時間で項目を考えているわけですから、
同じ事を何度も取り上げるほど、
時間がもったいないことはありません。

質問の内容からはそれましたが、
その辺の進捗一覧をつくるなどして、
課題の明確化と担当者が変わってももれなく引き継ぎが可能となるシステムの構築について
改革していただけるよう要望しました。

今回の議会は、
代表質問のときから感じていたのですが、
市長が答えるべき内容に対して、
丁寧に答えている印象を受けていました。
議会前日の市内部の打合せの時間もより念入りになったと聞いています。
8月末になるとは思いますが、
以前の議事録と比較すると一目瞭然かと思われます。

市長が変われば、
こんなにも議会の雰囲気や回答の内容が変わるのかという
私にとって初めての体験となりました。
新市長が意欲的な分、仕事量が圧倒的に増加することが予想されます。
仕事のマネジメントや職員の配置についても再検討が不可欠と感じています。

本会議での質問は、
眠たいとか、学芸会といった批判をされますが、
限られた時間の中で、
ある意味“証言”的なやり取りと捉えていますので、
打ち合わせを念入りに行い、無駄な時間を消耗しないようにしています。

一方で、
シナリオのない議論は、委員会で行っています。
事前の勉強はしますが、市役所との議論・質問の打ち合わせ等は行いません。
以前から本会議のインターネット中継や録画配信が検討されていますが、
議事録を見れば議論の内容は分かります。
はっきりいうとムダです。

私はむしろ、
動画配信については、
議事録をホームページで公開できていない委員会のやりとりを録画し、
公開するべき
と考えています。

それの方が、
委員会での質疑にも緊張感が生まれ、
もっと効果的な議論ができると思っています。
4つの常任委員会と3つの特別委員会に分かれて、
それぞれ審議しているので、
自分が担当していない委員会のやり取りのチェックもしやすくなります。

いつもどおり長くなりましたが、
議会での一般質問を終えての報告とします。

フレンテ問題についても
後日、進捗状況を報告したいと思っています。

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