(仮称)JR夙川駅(新駅)の整備ー駐輪対策

2005年6月21日[カテゴリ:交通, 質問

平成15年7月1日 一般質問より

(4)まちづくりについて
(イ)JR夙川駅(仮称)
■田中の主張
駐輪場の場所は、現在、南東、南西、北東の3ヶ所が予定されておりますが、
駅の出入口は1箇所しかなく、南西部分に整備するのが効果的であり、あとの2ヶ所は非常に不便な駐輪場となります。
この(南西部分の)1ヶ所では300台分しか確保ができないことになっており、(駅の開業後に)不法駐輪の問題が生じることが想定されます。
また、あとの2ヶ所に整備しても、不便であれば、結局同じ問題を抱えることになると考えられます。

■質問
兵庫県の(県道拡幅)事業に伴う新駅の設置に伴う駐輪場の整備ですから、
その整備費用を県とJRにも負担してもらえないかということも含めて
もう一度(設置箇所について)検討する意思がないものか、お伺いいたします。

■市の回答
駐輪場については、これまでにも地元の皆様と協議してきたところですが、
残念ながら現時点では十分な御理解をいただいておりません。
市としましては、駅の南北両側に駐輪場を設けることが望ましいと考えており、
南西、南東、北西の3カ所に駐輪場を整備する方向で整備時期も含めて、
引き続き、地元の皆様やJRとも協議しながら検討してまいります。

この駐輪場整備に関する費用についてですが、
JR新駅はいわゆる請願駅ではございませんが
新駅の設置が公共交通の利便性の向上やまちづくりに寄与するとの考えから、
駐輪場などの周辺整備については、市として一定の費用負担もやむを得ない
と考えています。
こうしたことから、必要となる用地についてはJRからの無償提供とし、
工事費用については市が負担したいと考えています。
なお、
駐輪場整備は市民の利便性を図るため、通常地元市が行っており、
広域行政を担当する県に費用負担を求めることは難しい
と考えています。

=======ここまでが本会議場でのやり取りの概要=======

こうしたオープンスペースの少ない場所にこそ、
ツリー型の機械式地下駐輪場の整備が有効ではないかと
整備検討の当時から地元の協議会でも要請しておりましたが、
西宮市が財政難の状況にあったこともあり、
整備費用やメンテナンスの費用の観点から、
検討すらしてもらえませんでした。
JRや県にも(費用負担以外でも)協力を願い入れれば。。。
財政難の時期に駅が設置されたことが最も悔やまれます。

なお、この質問をした7年後に
阪急西宮北口駅北東部にこの地下式駐輪場が整備されることになります。

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