選挙投票事務のミス

2013年7月23日[カテゴリ:選挙

昨晩のNHKのニュースでも流れていましたが、
西宮市の選挙管理委員会は、今回の選挙の投票事務において大きなミスをしました。
投票者数と投票総数が大幅に合わずに訂正したというミスです。

市からの文書による報告によると
生じた差(多かった)は
知事選挙で574票(そのうち訂正は-524票)
選挙区で642票(そのうち訂正は-523票)
比例区で583票(そのうち訂正は-523票)
とのことです。

訂正した後に残った差は
知事選挙で50票
選挙区で119票
比例区で60票
とのことで、この差は、持ち帰りその他票とした。
と報告がありました。

報告が乱暴すぎます。
そして、ミスの原因は、計算ミスと投票録への転機の際の確認ミスとして、再発防止策を「選挙事務従事者に投票用紙の管理確認を徹底させる。」とありました。
意味が分かりません。

ミスがあったのは一つの投票所でした。
西宮市の有権者数は約37万6千人、投票区が120箇所ありますので、一つの投票所には3000人程度の有権者しかいない計算になります。
投票率が約55%ですから、期日前投票をした人を勘案すると1500名程度しかこのミスのあった投票所には来ていないはずです。
そのうちの最大で642票、どのようなミスをしたら3分の1以上も差が出るのか理解ができません。

また、
せっかく投票者数が増えたのに最大で119票もの票をなぜ持ち帰り、その他票扱いしたのか不明です。

私たち議員に届いた報告は、A4用紙1枚の報告書でしたが、どれだけの思いで候補者が選挙を戦い、有権者が投票所に足を運んでいると思っているのか。

もっと掘り下げて調査を進めなければなりません。

記事一覧