歩行者の安全対策-平成30年12月議会一般質問

2019年7月3日[カテゴリ:交通, 質問

皆様へのお知らせができませんでしたが、
先月25日、5期目の初めての本会議におきまして、
一般質問を致しました。

項目だけですが、
「議会での発言」に掲載しましたので、
ご確認いただけましたら幸いです。

今回のテーマは、
「安心・安全のまちづくり」に絞って、
4項目について質問を致しました。

今回の質問の1項目目では、
保育園児の列に自動車が突っ込んだ事故を受けて
改めて、歩行者の安全対策について取り上げました。

前任期最後の一般質問でありました昨年12月議会でも
歩行者と自転車の安全対策の観点から
カーブミラーの設置基準の考え方について
質問しておりました。
その時の本会議場での議論のやり取りを掲載致します。

======本会議場での議論の概要======
■歩行者及び自転車の安全対策について
(カーブミラーの設置基準)
■主張
本市では、警察の協力のもと、市内の交通事故の状況を詳細に把握・分析し、
平成28年度よりホームページで情報を公開するなど、
交通安全の啓発をしておられます。
そして、図4のとおり
近年、人身事故の総数が減少し続けている中で、
事故の割合としては、車両対車両が50%を超えているものの、
自転車や歩行者が絡む事故も、40%前後の高い割合で推移しています。
(そして、人と自動車との事故の発生件数は微減にとどまっています。)

つい昨日も、
夙川小学校付近で小学生が被害に遭う人身事故が発生したと新聞報道にございました。
そこで、
カーブミラーを設置を求める市民の声が、よく寄せられますが、
本市の設置の可否の判断としては、
自動車対自動車の安全対策が主となっており、
地域住民からの要望に応じていない箇所が多数あると推察されます。

この原因の一つに、
危険を感じている市民の感覚と
行政のカーブミラーの効果に対する見解が大きく乖離している
ことが挙げられます。
また、
注意看板の設置など、
カーブミラーの設置以外の対策を講じることも多いようですが、
その後の効果検証もなされている様子はございません。

1、現在はカーブミラーでの安全確認の対象に入っていない路側帯、
2、自転車通行可能な歩道を通る自転車及び歩行者を乗用車のボンネットを出さないと目視できないような形状の交差点やT字路においても、
カーブミラーによる安全確認が有効と考えられます。
つまり、
車目線だけではなくて、
歩行者や自転車が安全確認をする際にもカーブミラーは有効
であると考えます。

■質問
市は、カーブミラーの設置の可否の判断において、
自動車同士の安全確認を基本とするのではなく、
歩行者や自転車の安全を確保するという視点を取り入れるべきと考えますが、
見解をお尋ねいたします。

■回答
カーブミラーにつきましては、
主に、自動車のドライバーから他の自動車の見通しが悪い箇所において、
視認性が十分であるか、設置場所があるかなど
現地確認を行った上で設置しております。

また、交差点の安全対策につきましては、
交差点の明示や速度抑制のための路面標示などによる対策についても
あわせて取り組んでいるところであります。
議員御指摘のとおり、
近年、自転車が関係する事故は増加傾向にあり、
市といたしましても、
歩行者や自転車からの視点にも配慮することは必要と認識しており、
今後はこうした考えも踏まえながら、
カーブミラーなど安全施設の整備を進めてまいります。

■まとめ・要望
歩行者と自転車の安全対策については、
非常に重要な課題だと私は思ってます。

そこで、改めて提案なのですが、
現在、カーブミラーやガードレールの設置につきましては、
道路補修課が担当して設置の可否を判断しているのですが、
その効果の検証なども私は必要だと思います。

現在、
交通安全対策課は、注意喚起の看板の設置で対応しているのですが、
カーブミラーの設置の判断やガードレールの設置の判断につきましても、
交通安全対策課のほうで担当して、設置した方がより効果的な方対策を講じることができると考えます。

御検討いただきたいと思います。

=======ここまでが、本会議場での議論の概要=======
私の指摘、提案に対して、
市からは、前向きの回答はいただきました。

今後の交通安全対策の動向を注視し、
その効果についても、検証できる体制を構築しなければなりません。

■最終目標
歩行者の安全確保・自転車交通の安全対策・市内公共交通の利便性の向上など総合的かつ計画的な交通政策の推進による住みよい住宅都市の実現

■講じるべき手段
歩行者・自転車の安全対策を目的にしたカーブミラー設置

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