地域福祉の担い手の確保について取り上げました
平成18年(2006年)9月議会での一般質問の続きをご紹介します。
======ここから、本会での発言の概要=======
(2)西宮の福祉について
「ア」 の地域福祉計画
■主張
(地域福祉の担い手については、)
ボランティアに期待を寄せていると見受けられますが、
ボランティアの育成と
実際の仕事のコーディネートがうまくできているのか疑問があります。
■質問
地区ボランティアセンターの取り組み状況をお聞かせください。
■回答
地区ボランティアセンターは、
社会福祉協議会が主体となり、
現在市内32カ所に設置しております。
地区ボランティアセンターでは、
地域住民の助け合い活動の拠点として、
福祉に関する相談対応、情報提供、
ボランティアの養成、普及、啓発、
また、
見守り、外出援助などの要援護者への支援活動などを行っております。
平成17年度の活動状況は、
登録ボランティア数が2,321人、
相談件数が1,085件、
在宅高齢者、障害者などへのボランティア支援では、
390人の依頼者に対しまして、
延べ活動回数2,686回、延べ活動ボランティア3,185人となっております。
また、
年々増加しております福祉施設・団体へのボランティア支援では、
延べ活動回数が4,577件、
活動に参加したボランティアは延べ1万5,667人に上っております。
今後とも
各地区のボランティアセンターにおいて住民参加による
福祉のまちづくり活動を進めてまいります。
■まとめ・要望
ボランティアに期待を寄せているところが大きいです。
ボランティアというのは地域住民の方々です。
その方々にお願いするにあたって、
行政の対応が遅ければ、何やってるのだということで、
協力をし続けてもらえないんじゃないかなということを心配しています。
対応をもう少し早くしていただきたいということを要望しておきます。
そのためには、
当然地域活動とかボランティアとか、
あとNPOの協力なども要るわけですから、
市民局にもかかわってきますことですから、
地域福祉計画ということなので、所管は福祉局長ですが、
市民局にかかわることもたくさんあると思いますので、
連携を強めて取り組んでいただきたいと思います。
======ここまでが、本会議での発言の概要=======
今後、地域福祉の体制を確立できるかどうかは、
社会福祉協議会の活動に依るところが大きくなっていることが
分かります。
何でもかんでも行政に頼ることは好ましくないわけですが、
枠組みをつくる、制度をつくるうえでは、
行政の力は欠かせません。
もう少し、
市が主導しながら取り組まなければ、
地域福祉の活動体制が拡充されず、
しいては、
住民に不便を強いる可能性が高まることが懸念されます。
団塊の世代と言われる方々が
75歳以上となる2025年まであと20年弱。
地域福祉が大きな役割を担うことになることが見込まれます。
引き続き、動向を注視しながら政策提言したいと思います。