地域包括ケア体制の構築のためには、
地域福祉が重要なカギを握っていると考えています。
地域福祉の取り組みの重要性は、
平成18年にも一般質問で取り上げました。
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その際には、
地域福祉の推進により目指すまちの姿が漠然とした状態でしたが、
その後、6年が経過し、
地域包括ケアの体制作りを始めた現在、
具体的なアクションを起こすために、
改めて、地域福祉の強化の重要性を主張し、議論しました。
平成24(2012)年12月議会一般質問の議論の続きです。
======ここからが、本会議での議論の概要=======
3.今後の高齢化の対応について
ア)地域包括ケア体制の確立に向けた取組み
■質問
生活支援として
介護保険外のサービス提供ができる体制を構築する上で、
地域福祉の取り組みも重要であり、
その取り組みの強化が急がれると思われますが、
市は、現状の課題をどのように考え、
どのような取り組みを進めているのかお尋ねいたします。
そして、地域福祉計画では、
地域包括ケアの概念を取り入れるなど、
高齢者福祉計画と整合が図られているのか、
あわせてお尋ね致します。
■市の回答
平成22年3月に策定致しました地域福祉計画におきましては、
地域福祉の推進のための主な課題として、
自治会、地域包括支援センターなど地域での各組織間の情報共有や、
地域住民を主体とした見守り体制の構築を挙げております。
これらの課題に対し、重要な取り組みとして
地域の各組織が連携できるよう地域支援ネットワークの構築や
安心キットの配付などによる見守り体制の構築を進めていくこととしております。
このような地域福祉の取り組みは、
第5期高齢者福祉計画・介護保険事業計画におきましては、
「住み慣れた地域で安心して暮らせるまちに」として基本目標を掲げる中で、
住民同士がともに助け合い支え合う地域づくりを進めることとし、取り組んでおります。
以上のような取り組みは、
地域包括ケア体制の中で重要な役割を担うものであり、
地域福祉の推進にとって重要な取り組みとなります。
そのため、
現在、モデル的に実施しておりますこれらの取り組みについて、
全市的な展開を図るべく、
地域が主体となり、支え合う活動の重要性について普及啓発し、
地域の自主的な活動を促進してまいりたいと考えております。
=====ここまでが、本会議場での議論の概要=======
アクションを起こすためには、
担い手が絶対に不可欠です。
なぜ、「地域福祉」が重要なのか。
少なくとも、
その担い手となる地域住民との
将来ビジョンと問題意識の共有が不可欠であると感じています。
そして、
誰が担い手となるのか、
何のためにボランティアで担い手となるのか、
「困ったときはお互い様の関係が生まれる環境」が必要なのではないでしょうか。
これまで以上に、
地域コミュニティの維持、強化に向けた政策も
提言してまいります。