カラス対策の続きです。
私が初当選した直後の平成15年6月議会(第1回定例会)で、カラス対策を取り上げてから早12年、
ゴミステーション対策については、ほとんど進歩がない状況が質問によって明らかになりましたが、
カラス対策については、どうなったのか。
以下、平成27年6月議会での市の回答にご注目下さい。
========ここからが、本会議場での議論の概要=========
平成27年6月議会一般質問
3.生活環境の確保について
イ)カラス対策
(カラスの捕獲)
■主張
そもそも、住宅地に住みつくカラスの個体数を減らす必要があると考えます。
■質問2
捕獲に向けた調査を実施し、巣の撤去などの対策も強化するべきと考えますが、市の対応をお尋ね致します。
■質問2に対する市の回答
市民から農政課に寄せられているカラスによる被害の苦情や相談件数は、
平成26年度は56件と、
25年度の61件より若干減少しているところです。
寄せられている苦情や相談の9割以上は、
3月から7月までのカラスの繁殖期に集中しておりまして、
その内容も、人への威嚇・攻撃、
鳴き声がうるさい、ごみステーションの散乱など、
多岐にわたっておりまして、
追い払いや駆除などの要望も寄せられているところです。
市では、人への危害が予測される場合や
生活環境への被害が発生している場合には、
関西電力や公園、公共施設などの管理者にも有害鳥獣捕獲許可を出し、
カラスの巣の撤去を実施しています。
また、
カラス対策の情報共有と連携を目的に、
庁内関係各課でカラス被害対策会議を、
阪神間各市ではカラス等対策連絡協議会を開催しています。
これらの会議を通しまして、
関係機関との情報共有と連携を一層強化してまいります。
さらには、
今年度からカラスの生息実態などの把握などを行い、
来年度は、被害の苦情が多い地区に対しまして、
カラスの巣の撤去を積極的に行いますとともに、
試験的な捕獲を検討するなど、
効果的な被害対策を行ってまいります。
このような取り組みによりまして、
住宅地におけるカラスの個体数を減らし、
カラスによる被害の減少に取り組んでまいります。
========ここまでが、本会議場での議論の概要========
ゴミステーションの対策とは異なり、
カラスの個体を減らす対策については、かなり前向きの回答を得ました。
今後の効果に注目するとともに、
捕獲については、その費用対効果等について、調査を進めたいと思います。