お役所仕事ー防災講演会

2012年2月5日[カテゴリ:危機管理, 安心・安全

昨日、平成23年度第2回西宮市防災講演会が午前中にありましたが
残念ながら会場に入ることすらできませんでした。
テーマは、「必ずおこる南海地震~大津波がやってくる」。

テレビでもお見かけする関西大学の河田惠昭教授の講演ということで
是非とも聞きたいと思っていました。
というのも、私自身、先月12月議会の一般質問において、防災対策を取り上げ、
いろいろと調査を進めたうえで、
一般質問参考資料はこちら
古文書調査や津波堆積物調査などにも基づいた、
現実味のある被害想定の下での防災対策を講じて、
市民に啓発する必要性を主張した直後のご案内でした。

先月13日に市から案内を頂いたのですが、
会場の勤労会館ホールは市民会館ホールと比べて狭く、
有名な方の講演ですので、大変人気が出ることは容易に想像でき、
ひょっとして入れないかもしれないと思い、
予約ができないかと担当の方に確認したのですが、
「予約は必要ない」と断言されました。

直前の予定の都合上、ギリギリにしかいけないことが分かっていましたので、
嫌な予感がしましたが、やはり会場満杯で、
会場の外にも人がたくさんあふれ、別の日にもう一度やらないのか、といった声も聞こえてきました。
まだまだ寒いとはいえ
せっかくの穏やかな天候だった土曜日に
わざわざ時間を空けて会場にきたのに、
帰らされる市民の気持ちを職員の方たちはどのように考えたのでしょうか。

講師の方の知名度を勘案すると、
会場が600名程度しか入らない会場ですから、
せめて事前申込制として、
定員オーバーの際は抽選という方式を取るべきであったと思います。

一人や二人で準備しているわけではなく、
マネジメントする人もいるわけですから。
お役所仕事もはなはだしい。。。

大げさかもしれませんが、危機管理に不安を覚えました。
希望者には 資料を後日に郵送するという緊急対応をしているとのことでしたので、
残念で仕方なかったですが、資料希望の記名のみして帰り、
次の打ち合わせの時間まで、来週私が企画している病院事業勉強会の資料作成をして過ごしました。

市民の防災意識の向上を目的に
市は、日ごろから市民に対して啓発事業を展開しているわけですが、
職員の意識向上が更に必要だと感じた出来事でした。

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