先月は、ゴールデンウィーク明けから、情報をインプットする機会の多い月でした。
ものごとを様々な角度から見て判断するためには、多くの情報が必要であることを身に染みて感じた1ヶ月でした。
さて、明日から西宮市議会の本会議が開会します。6月議会と呼んでいます。正式には第12回定例会となっており、この定例会で、私は一般質問を行う時間を頂いています。その日程等が決定しましたのでお知らせ致します。質問の開始時間は、私の前に質問する方が質問を終了する時間によって前後します。
6月25日(金)10時50分頃開始(私の前に質問する方が質問を終了した直後)
○質問時間
52分間(市の回答時間を含む)
○質問項目
1.教育環境について
ア)感染症対応
イ)放課後事業と下校時の見守り活動
2.公共施設マネジメントについて
ア)市立中央体育館の再整備
イ)学校体育施設の活用と維持管理
阪神淡路大震災後の平成8年度から20年度までの13年間、強力に財政改善を進めた結果、一時は財政状況は回復の兆しが見えていました。しかし、その後およそ10年間、私は長期的な将来ビジョンを掲げて市政運営をするべきと繰り返し本会議でも主張してきましたが、長期的な将来ビジョンをはっきりさせないまま、場当たり的な財政運営を続けてきました。特にこの3年間はひどかったです。
そのツケが早くも回ってきた、コロナ禍の影響もあって財政の構造的な問題がいよいよ顕在化してきたと感じています。
財政が厳しかろうと厳しくなかろうとやらないといけない事業はあります。やらないといけない事業があって、その財源を確保するために、長期的な将来ビジョンのもとで財政の構造改革を計画的に進めなければならない、その覚悟が必要なのです。
「安定」という仮面をかぶった「事なかれ主義のお役所仕事」で地方行政が回るような時代は、もうとっくに終わっていることを認識するべきです。
そうした思いが根底にある中で、上記の項目を質問したいと考えています。あと1週間ですが、しっかりと準備を進めます。
さて、新型コロナウイルスについては、2月22日(月)から実に109日間も続いていた新規陽性者の発表が、先週6月11日(金)に、実に3か月半ぶりにゼロとなりました。
陽性者の発表を見て一喜一憂するフェーズはとっくに終わったと以前のコラムでもお伝えしましたが、さすがにこれだけ毎日毎日PCR検査陽性者の発表が続いた中で久しぶりにゼロになると、少しホッとします。令和3年も上半期の終わりが見えてきて、梅雨の真っただ中ですが、今年に入ってこれまでにたった5日しかゼロの日がない状況です。
ワクチン接種が進んできましたが、滋賀県では接種後に感染している事例も判明し、重症の方はいらっしゃらないものの、中等症の方はいらっしゃるとの報道がありました。先日のコラム(←クリックするとコラム「新型コロナウイルス対策について」が開きます。)でも掲載しましたが、ワクチン接種を進めるにあたって、正しい情報をもっと積極的に開示する重要性を感じます。
いつになったら感染防止と経済を両立できるようになるのか。
新型コロナウイルスの対応については、西宮市単独では決めにくい部分が多いかもしれませんが、この落ち着いてきた時期に昨年の夏からの1年間の傾向と今後の対策を迅速にまとめ、市民に正確な情報を知ってもらうために広報していくべきです。